テレビから学んだ時代――商業教育局のクイズ・洋画・ニュースショー

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テレビから学んだ時代――商業教育局のクイズ・洋画・ニュースショー

  • 著者名:木下浩一【著】
  • 価格 ¥3,520(本体¥3,200)
  • 世界思想社(2021/12発売)
  • ポイント 32pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784790717614

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内容説明

テレビ朝日・毎日放送テレビ・読売テレビは、かつて教育テレビだった。本放送開始後ほどなく、強い批判にさらされていた1950年代の民放テレビ。新たに開局する教育テレビに課せられた課題とは何だったのか。番組づくりの〝苦闘〟を活写する。

目次

序 章 商業教育局と日本のテレビ放送

第一章 テレビにおける教育と教養―番組種別という制約
1 放送制度からみた日本教育テレビ
2 番組種別をめぐる議論―何が問題とされたのか
3 読み替えられた番組種別

第二章 外国テレビ映画で海外文化を学ぶ
1 テレビ草創期の映像翻訳―字幕のNHKと吹き替えの民放
2 商業教育局による吹き替えの普及―《ララミー牧場》と《ローハイド》
3 外国人俳優と日本人声優の同一化―《日曜洋画劇場》
4 吹き替えにおいて何が重視されたのか

第三章 身近なニュースによる「社会教育」―商業教育局が生んだニュースショー
1 民放テレビ独自の報道を目指して―新聞ではなく、NHKでもなく
2 ニュースショー誕生以前の試行―ラジオ・雑誌の模倣
3 ニュースショーの誕生―《木島則夫モーニングショー》

4 ニュースショーから「ワイドショー」へ

第四章 大阪から東京へ―毎日放送テレビのクイズ番組
1 商業教育ネットワークの誕生
2 クイズ番組に消極的だった日本教育テレビ
3 商業教育ネットワークにおけるクイズ番組の意義

第五章 読売テレビにおける「社会教育」の叢生―関西ローカルの独自性
1 商業教育局にとっての学校放送番組
2 主婦向け「社会教育」に見出した光明
3 関西ローカルから全国ネットへ―地域性と画一性の相克

終 章 商業教育局における「教育」と「教養」

商業教育局関連・略年表

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

4
商業教育局と日本のテレビ放送 テレビにおける教育と教養―番組種別という制約: 放送制度からみた日本教育テレビ 外国テレビ映画で海外文化を学ぶ: 商業教育局による吹き替えの普及 外国人俳優と日本人声優の同一化 吹き替えにおいて何が重視されたのか 身近なニュースによる「社会教育」―商業教育局が生んだニュースショー: ニュースショーから「ワイドショー」へ 大阪から東京へ―毎日放送テレビのクイズ番組: 商業教育ネットワークの誕生 読売テレビにおける「社会教育」の叢生 商業教育局における「教育」と「教養」2021/11/05

つまみ食い

2
ごく単純に図式化すれば、教育や教養番組が放送の一定量を超すよう法規制がなされ、いかに教育・教養を拡大解釈し視聴率を稼ぎながら番組を作るか、という課題に商業教育局(テレビ朝日の前身など)が応えていったかが主眼。2022/03/21

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