シン・経済安保

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シン・経済安保

  • ISBN:9784296111374

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内容説明

岸田内閣になって新たに「経済安保担当大臣」が誕生しました。わざわざ担当大臣を任命するくらいですから、政府の強い意志を感じます。では、これからいったい何が起きるのでしょうか。名称に「経済」と付いているので経済界への影響があると思われますが、「経済安保」という言葉で調べても分かりづらいのが実情です。

 そこで本書では、「経済安保とは何か」「ビジネスパーソンにどう影響するのか/何をしないといけないのか」を丁寧に解説しています。企業によっては担当役員や担当部署の設置が必要になるなど、企業経営に大きな変化をもたらします。

 どのような企業が関係するかと言えば、AIやIT、バイオなどの「重要技術」に関わる企業です。こう書くと「自社は関係ない」と思う人もいるかもしれませんが、「ITシステムにクラウドを活用している」なら、それだけでも本書を読む理由があります。

 データの保存場所などで話題になった“LINE事件”を記憶されている方は多いと思います。詳しくは本書に書いていますが、LINE社は違法行為をしていたわけではなかったにもかかわらず、社長による謝罪やシステム更改などを余儀なくされました。この事件を正しく理解するキーワードは「経済安保」です。

 もしあなたが映画『シン・ゴジラ』をご覧になっていたとしたら、その映画の中で繰り広げられていた政府の動きは、経済安保の一つの側面を見せてくれています。この映画の政府と同様のことが、企業内で起こるかもしれません。「知らない」が最大のリスクです。本書をお読みになり、1人でも多くの方に、経済安保への理解を深めていただきたいと考えています。

目次

第1部 LINE事件と経済安全保障
 第1章 LINE事件は何が問題だったのか?
 第2章 経済安全保障とは何か?

第2部 新しい経済安全保障の実態
 第3章 重要技術

第3部 新しい経済安全保障のリスクとその対応
 第4章 リスク管理体制と評価方法
 第5章 リスク1「重要技術の輸出」
 第6章 リスク2「サイバーセキュリティー」
 第7章 リスク3「営業秘密不正取得」
 第8章 リスク4「データの保存場所」
 第9章 リスク5「重要インフラ産業の業務阻害」
 第10章 リスク6「サプライチェーン」

Appendix 対内投資リスク
 第11章 リスク7「対内直接投資による企業支配」
 第12章 リスク8「土地・建物への対内直接投資による安全保障」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shiro

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経済安保の基本的な概要から、デジタル・クラウド・AI等のメジャー領域において現在起きていること、今後懸念される経済安保上のリスクについて語られている。平易な表現でコンパクトにまとまっているが、筆者独自の解決策や処方箋が提示されているというよりは、あくまで主要領域の置けるリスクの列挙に近い内容なので、記載された内容を基に、どうすべきかを自分で考える人向け。2022/10/02

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