内容説明
名著復活! サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞
その存在さえ知らなかった息子が瀕死の重傷。天才プログラマーの息子は、原発建設がらみのハイテク犯罪に巻き込まれていたのか?
スーパーコンピュータの開発者・羽嶋は25年前に別れた恋人からの突然の電話で、自分にその存在さえ知らぬ息子がいたことを知る。
しかも息子は瀕死の重傷を負っていた。天才プログラマーとして活躍していた息子は原発建設にまつわる陰謀に巻き込まれたのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
terukravitz
5
図書館本★☆☆☆☆2022/01/12
アーキー
2
★★★☆☆ 72 2023/11/22
かめかめ
1
本の最後に、単行本1999年4月、文庫本2002年3月(これの新装版)と記されている。新潟といえば柏崎刈羽原子力発電所が1984年に運転を開始した。中越地震(震度7)は2004年、中越沖地震(震度6強)は2007年、そして東日本大震災の翌日に長野県・新潟県県境付近で震度6強の地震が起こっている。本当にノンフィクションなのかと疑いたくなるほどリアルである。存在を知らなかった自分の息子が交通事故で重体の場面から物語は始まる。訳ありな交通事故の事実が解明されるのか、それとも闇に葬られるのか、結末は。2023/08/20