ITリスク学 - 「情報セキュリティ」を超えて

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ITリスク学 - 「情報セキュリティ」を超えて

  • 著者名:佐々木良一【編著】/氏田,博士【著】他
  • 価格 ¥3,740(本体¥3,400)
  • 共立出版(2021/12発売)
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  • ポイント 1,020pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784320123304

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内容説明

現代の情報社会において,われわれの生活はITシステムに大きく依存するようになっている。この機能が損なわれると,その影響は広範囲にまで及んでしまうことが考えられる。また,このような日々進歩し続けるITシステムの安全を確保することは従来の「情報セキュリティ」の概念だけで対応するのは困難になりつつある。
 したがって,本書では,不正によるものだけでなく,天災や故障,ヒューマンエラーまでも対象とし,ITシステムが扱う情報そのものだけでなく,サービスに関連して発生する安全の総合問題を「ITリスク」と名付け,それらの問題を解決するための糸口となる「ITリスク学」という新たな学問を立ち上げ,その考え方をまとめるに至った。
 本書を通じて,日本や世界に通じる「ITリスク学」の専門家が育ってくれることを願っている。

目次

第1部 はじめに(情報セキュリティからITリスクへ)
第2部 ITシステムに安全をもたらす工学技術(情報セキュリティ技術の概要と今後の方向
信頼性・安全性工学とITリスク
ソフトウェアエンジニアリングとセキュリティホール
ITシステムのプロジェクトマネジメント)
第3部 ITシステムに安全・安心をもたらす心理学・社会科学的接近(ITシステムに対するリスク心理学的接近
ITリスクに対する社会科学統合的接近)
第4部 ITシステムに安全をもたらすリスクマネジメント(ITシステムのリスクマネジメントの全体像
ITシステムにおけるリスクアセスメント
ITシステムにおけるリスクコミュニケーション
ITシステムと事業継続マネジメント(BCM:Business Continuity Management)
アプローチ法の一例:プライバシー影響評価
多重リスクコミュニケータMRCと社会的合意形成支援システムSocial‐MRC)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

2
ITシステムにおけるリスク全般の本で世間に出回っている一般的なリスク関連の本とは趣が異なります。大学の授業のような感じで工学的な観点や技術的な観点が多くかなり歯ごたえがあると感じました。特にリスクマネジメントの部でのリスクアセスメントの項と事業継続マネジメントの項は非常に参考になりました。2013/06/26

ちゃーりー

0
読書、とは趣きが異なるものの、読了ということで登録。本書は「まえがき」にあるとおり、大学(院)の教科書として想定されている。よって、忙しいビジネスマンには、同じ編著者による「ITリスクの考え方(岩波新書)」をお奨めします。本書ならではの特徴としては、終章「多重リスクコミュニケータMRCと社会的合意形成支援システム」か。ITシステムのリスクコミュニケーションを支援するツールの実験的な取組みではあるものの、近未来の社会では、様々な局面で活用される予感がした。2015/07/06

h t

0
むずかしいね2014/07/03

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