機械学習の数理100問シリーズ 2<br> 統計的機械学習の数理100問 with Python

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機械学習の数理100問シリーズ 2
統計的機械学習の数理100問 with Python

  • 著者名:鈴木讓
  • 価格 ¥3,300(本体¥3,000)
  • 共立出版(2021/12発売)
  • ポイント 30pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784320125070

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内容説明

機械学習の書籍としておびただしい数の書籍が出版されているが,ななめ読みで終わる,もしくは難しすぎて読めないものが多く,「身につける」という視点で書かれたものは非常に少ないと言ってよい。本書は,100の問題を解くという演習のスタイルをとりながら,数式を導き,Pythonのソースプログラムを追い,具体的に手を動かしてみて,読者が自分のスキルにしていくことを目的としている。
 本書は各章で解説のあとに問題を掲載している。解説を読んでから問題を解くこともできるが,まず問題から取り組む読み方もできる。その場合,数学の問題において導出の細部がわからなくても,解説に戻ればわかるようになっている。
 「機械学習の数理100問」は,2018年後期と2019年後期の大阪大学基礎工学部情報科学科数理科学コース3年の講義でも使われ,また公開講座「機械学習・データ科学スプリングキャンプ」2018, 2019でも多くの参加者に解かれ,高い評価を得ている。また,その間に改良を重ねている。問題をすべて独力で解くのは,大学院生か学部の上位10%程度,もしくはその分野の研究開発に携わっていないと難しいかもしれないが,解説を読むだけでも十分な意味がある。
 なお,本書はElements of Statistical Learning(邦訳は共立出版『統計的学習の基礎』)やIntroduction to Statistical Learning with R(邦訳は朝倉書店『Rによる統計的学習入門』)といった,統計的機械学習の世界的ベストセラーに準拠していて,レベル的にそれらの中間的なものになっている。前者は事典に近く,読者が何かを身につけるために書かれた書籍ではない。後者は初心者を対象として,感覚的な理解を促してパッケージを使わせることに終始し,本質に近づく視点が欠如していると言わざるを得ない。
 本書を読むことで,機械学習に関する知識が得られることはもちろんだが,脳裏に数学的ロジックを構築し,プログラムを構成して具体的に検証していくという,データサイエンス業界で活躍するための資質が得られる。本書は「数理」「情報」「データ」といった人工知能時代を勝ち抜くために必須のスキルを身につけるための,うってつけの書籍である。

目次

第0章 線形代数
第1章 線形回帰
第2章 分類
第3章 リサンプリング
第4章 情報量基準
第5章 正則化
第6章 非線形回帰
第7章 決定木
第8章 サポートベクトルマシン
第9章 教師なし学習

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ashiato45

1
kaggle勢がやっている決定木というのはどう作っているのだろうというのが気になってそのあたりを中心に読んだ。前半の数学部分は丁寧そうでよかったが、決定木のあたりになって段々ソースコードの日本語訳みたいな説明が増えてしまっているように感じられて残念だった。実例とコードが豊富なのはよいので、練習問題のところは追い追いやってみたい。 (追記)決定木のところの演習問題を解いてみたが、コードにはアカデミア的荒削りさがかなりあるので、少し覚悟をしたほうがよいかもしれない。難度としてはごく簡単。2022/09/19

ico

0
なんとも言えぬ。こういった、機械学習を数理的に理解するというコンセプトは悪くないのが(むしろ歓迎)、誤植が多すぎる(しかも重要なところもある、そうでないものもあるが)とか、割と他の(もっときっちりと体系的に説明した)本で代用できてしまう。シリーズの1巻目(R,Python区別しなければ)の本だが、これが一番いいと思う。次の巻、スパースは買う意味なし2022/05/10

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