内容説明
本書は,歯学部での授業をもとにした,微積分と統計学を中心とした数学の基礎テキストである。基礎的な計算から医療統計までを連続した体系として,1年から1年半程度の授業で完結させることができる。また,しっかりとした文章を読み進めていくことにより,読解力を国家試験レベルまで引き上げ,医療人となるために,うわべだけの論理性ではなく,科学的な態度や一貫性を身に付けていくことができる。さらに,将来の医学研究において知識が必要となったとき,一から勉強しなくても,基本問題を解くことだけはできるという位置からスタートできるようになる。各講の区切りの位置には予習復習の目安を設け,独習書としても講義の教科書としても利用しやすいように工夫されている。
目次
第1章 論理と集合
第2章 算数
第3章 代数
第4章 対数
第5章 基礎解析
第6章 確率
第7章 古典統計学
第8章 現代統計学
第9章 医療統計学
付録A 小・中・高で学ぶ統計学