血の歌

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血の歌

  • 著者名:なかにし礼
  • 価格 ¥1,430(本体¥1,300)
  • 毎日新聞出版(2021/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 390pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784620327198

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内容説明

痛ましい歌声が、俺の胸を血まみれにする。
戦争の昂揚と絶望、そして戦後の果てない堕落。兄の人生を見つめたその娘は、「謎の歌手」に生まれ変わった。
代表作『兄弟』の原型にして、いまに鮮烈な未発表作品、なかにし礼の死後1年目に衝撃の単行本化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

155
70数ページの薄い本に、装丁の赤よりうんと濃い色の生があった。ハッキリ言って知りたくなかった・・いま、『ぼくたちの失敗』を聴きながら、本作もまたなかにし礼の業を感じた。やっぱり黙して語らずでもよかったよね・・2022/03/04

スエ

121
え〜っ!!森田童子って、なかにし先生の〇〇だったのォ?!Σ(º ロ º๑) 『僕たちの失敗』昨日の事の様に思い出すのは『高校教師』ッ!!桜井幸子に持田真樹。白いセーラー服が可愛かった〜♡ハードな内容&衝撃ラスト❢これほどドラマとハマった主題歌を、スエは「渡る世間は鬼ばかり」以外知らない。は〜るのこもれ陽のなかで〜♪ なかにし先生。波瀾万丈な人生でした…。『赤い月』では満州からの引き揚げの苦汁『兄弟』では悪魔のような兄に人生を狂わされ『戦場のニーナ』では戦争の悲惨さを表現。歌も含め、素晴らしい作品に最敬礼。2022/06/08

kei302

57
血と歌。声のイメージが違いすぎて、しっくりこなかった。藤圭子のイメージ・あくまでも声のイメージ・になってしまった。森田童子さんの歌声は、ポップスではどうなのか分からないけど、芯のある裏声タイプで透明感と儚さがある。 父の正はどうしようもない人だけど、祭りの屋台で買ってあげたアイスキャンディの話は切なかった。血はそのときの血ではなくて、血縁のことかな。2022/03/31

ちゃとら

44
【図書館本】偶然見つけた赤い表紙の薄い本。2021年の夏に遺品の中から見つかった原稿。森田童子とその父親。『兄弟』に描かれていたお兄さんとの話。この歌をもう一度、聴きたくなった。2025/02/19

kawa

35
売れっ子作詞家&小説家の著者。没後に発見された初期未発表短編の由。実兄のエピソードに材をとる一作なのだが、そちらより、森田童子と著者の関係の方にびっくり。あの世で「おじさん、ちょっとちがうんじゃないの」と、彼女がつぶやいているような気もするのだけれど…、全く根拠のない直感ですが。いずれ「兄弟」を読まねば。2022/05/10

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