内容説明
臨時バイトの面接に落ちた大学生・曜一は、祖父の命令でカフェの店長代理をすることに!? 店で出す料理など作ったことのない彼の前に現れたのはあやかし・神楽と風神雷神のちびっこ2人。常連客や謎のお客と触れ合う度、おいしいものを出したいという気持ちが強くなった曜一は、皆のスパルタという名の助けを受けながら料理の勉強をするように。だが思いがけないトラブルが降りかかり――!
かわいい×あやかし×おいしいが全部盛りの三編収録!
◆電子限定特典:綺月 陣先生書き下ろし短編『同期の浦山、曜一を羨む』を収録♪◆
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Karl Heintz Schneider
9
中野坂上駅を降り一本裏路地に入った古い三階建てビルの地下一階にくじら亭はある。営業時間は夜の11時から早朝の4時まで。大正浪漫漂う昔懐かしい喫茶店だ。大学生の曜一は店主である祖父からなかば強制的にこの店を引き継ぐことに。料理はおろか珈琲を入れたことすらない曜一だったが祖父の残した詳細なレシピや常連客の叱咤激励を受けて何とかくじら亭の営業を存続させるべく日夜励む。と、ここまでならよくある物語なのだがこの店には3人のあやかしがとり憑いていた。喫茶店を取り巻く普通の物語かと思ったらゴリゴリのファンタジーだった。2022/03/14
sugar&salt
8
祖父が不在の間、深夜営業カフェの店長代理をすることになった大学生の曜一。くじら亭に憑いている式神の神楽や個性的な常連客の手を借りながら成長していく物語なので、前半は曜一のダメダメっぷりに少しイライラ。料理できなさすぎる。パフェとかありえないもの作ってるけど、それを出されたリンダの対応が素敵すぎる。 登場人物紹介の曜一の母の名前が麻里で読み方が”まま”になってて、変わった名前にしたなーと思ったら誤植で普通に読みは”まり”だったwwさすがに”まま”って名前はしないかー。2023/03/05
おかめいんこ
5
飯テロ本だよな〜仕事帰りに読んでるとお腹空いてるのと相まってもうパフェが食べたくて食べたくて、でも同じようなのが近くになくて。寄り道してフルーツたっぷりのクレープで代用。ナポリタンも食べました(笑)そして最後にはあの子が!又読めるなんて‼︎こんなリンク感激でした〜2021/12/24
ひまわり
4
精進あるのみ!!2024/06/01
ICHI (atomic)
4
初作家 店に憑いている神✖️式神✖️代理店主曜一 おじいちゃんが留守の間、店番をすることに… できないことを数えだすと、前に進むのが怖くなる——良い言葉もありドタバタコメディに近く面白かった。美味しそうだし、可式神もツボ。2024/05/12