マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

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マンガでわかる! 100分de名著 マルクス「資本論」に脱成長のヒントを学ぶ

  • ISBN:9784299018809

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内容説明

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100分でわかる
まったく新しいマルクス論!

気鋭の経済思想家・斎藤幸平氏が指南役を務め、大きな反響を集めた
NHK「100分de名著 カール・マルクス『資本論』」。

同番組のエッセンスをマンガでさらにわかりやすく解説した1冊が、待望の書籍化!

長時間労働、格差、不安定雇用、低賃金――。
「資本主義の暴力性」が加速化し、社会の矛盾がますます顕著になるなか、
世界的にマルクスが再評価されている。

生産力は上がっているのに、人々の暮らしが貧しくなるのはなぜなのか?
どうして、過労死するまで働き続けなければなければならないのか?
経済成長しなくても、「豊かに生きていける」術はあるのか?

コロナ禍や気候変動といった地球規模の環境危機を踏まえ、
いまこそ必要な社会変革に向けた実践の書として「資本論」を解説する。

第1章 資本主義に本質は「商品化」にあった
第2章 効率化しても労働時間が減らないのはなぜか
第3章 イノベーションが人間から働きがいを奪う
第4章 「脱成長」にこそ真に豊かな未来がある

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ごへいもち

16
マンガのところだけ(-。-;2023/05/25

belalugosi6997

9
斎藤幸平氏が監修の資本論。忘却していた「打倒新自由主義」久々に奮い立たせてくれた、感謝する。過激な自由主義の是正の必要性を再確認した。我々は自由という奴隷を選び、自由という責任を背負わされている、自己責任の正体だ。資本主義は我々から生物としての喜びを奪い、荒んだ無機質な生命体に変えてしまったのである。技術革新は便利な社会を作った一方で底辺への競争を加速させた対処は公営化を推進して社会インフラ(富)をシェアして、欲を絶って「脱成長」に突き進む。(何でや!)負の側面ばかりを見ているとこんなになってしまう典型だ2022/06/18

マグロのお刺身

6
漫画の話はキャンプの物、場所などがコモンの説明に繋がったり解説が身近に感じられるような漫画になっていた。 資本主義は人間が作ったはずなのに人間はそれに苦しんでいる感がひどい 自分が小4の頃にこうすればいいと社会について考えていたものに、かなり近い考えな気がする。けれども資本主義の働き方でないと生きていけないという、意見が現代社会にあっていて、とても自分の考えを突き通すことが出来なかっただがマルクスの考え方に出会えてその考えを深めることが出来た。 理想的で持続可能な社会のヒントを学べる1冊。2023/04/18

市井吉平

6
私たちの社会とか経済とか引いては生き方がどんなメカニズムに規定されているか知りたい、その場合はやはり『資本論』なのかなーそんな考えで手にした。マンガと書いてあるが、文のほうが多い。だからと言って読みづらいことはない。本書で言われていることに何の奇抜なことはないと感じた。マルクスが富を商品とか貨幣よりもっと広い枠組みで捉えていたこと(例えば自然や人同士のつながり、知恵なんかもそうかな?)、環境とか今のSDGsを先取りする考えも持っていたことは驚き。次は斉藤幸平氏の「100分で名著資本論」に翻ろうかな。2022/03/03

こゆき

5
マルクスの資本論て共産主義の教科書的なものだと誤解していた。資本主義の危うさに警鐘を鳴らす内容だったんですね。資本主義=マネタイズ、そして利益を追求すること。いかに効率的に儲けるかが目的なので長時間労働、低賃金、児童労働、自然破壊、貧富の格差拡大などの問題が深刻化する。資本家自身も果てのない利益追求の呪縛から逃れることはできなくなる。自然のコモン(共有資源)を資本家がマネタイズするのを止めて、皆が無料で利用できる社会になれば理想。資本主義から抜け出すのは可能なのか?2022/09/28

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