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内容説明
下馬評を大きく覆し、2年連続最下位からのペナント制覇は、いかに成し遂げられたのか? 逆に、なぜかくも長き暗黒時代が続いたのか? 元番記者が豊富な取材で綴る。1994年の仰木彬監督就任まで遡り、イチロー、がんばろうKOBE、96年日本一、契約金0円選手、球界再編騒動、球団合併、仰木監督の死、暗黒期、2014年の2厘差の2位、スカウト革命、キャンプ地移転、育成強化、2021年の優勝までを圧倒的な筆致で描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ma-bo
82
題名はなぜ優勝できたのかだが、がんばろうKOBE以降の優勝に繋がらなかった苦闘をまず紐解く。中盤以降は編成やスカウト変革、そして優勝に繋がった中心選手達の軌跡を追い、オリックスファンでなくとも満足の一冊です。2022/02/21
きみたけ
81
著者はスポーツライターの喜瀬雅則氏。サンケイスポーツで野球担当として阪神、オリックス、近鉄、ダイエー、中日の番記者を歴任。2年連続最下位からいかにペナント制覇を成し遂げたのか。黄金期も低迷期も見てきた元番記者が苦闘と変革の25年を綴った一冊。浮上のカギは、スカウティング、ドラフト戦略、育成制度を上手く連携しながら改革したことですね。特にスカウト加藤氏の功績が大きいです。チルドレンとなる宗佑磨、吉田正尚、山本由伸、紅林弘太郎や、ラオウこと杉本裕太郎、T―岡田など若手や主力選手の経歴が分かって良かったです。2022/07/14
kawa
41
21年、前年最下位からパリーグ制覇したオリックス。その原動力は中島聡監督に率いられた宗佑磨、吉田正尚、山本由伸、杉本祐太郎、紅林弘太郎らの若手選手。そして、それらの選手獲得のきっかけとなったチーム編成とスカウト革命を担ったのは加藤康幸氏。氏は2014~16年に球団に在任し、その成果を見ることなく球団を去った。本書はオリックスの「苦闘と変革の25年」と称してその軌跡を描く労作。各々の話題は興味深くて楽しく読了。新書としては大分の400頁超え故か、全体としてのまとまり感や流れに…?がないわけで もない。2022/03/04
きみたけ
40
去年7月に読んだ本でした。さすがに読んでる途中で気づきました😅2023/10/24
しげき
40
昨年25年ぶりの優勝するまでのオリックスの苦悩の歴史が描かれてます。暗黒の辛い時代なのですが、若い頃を思い出し懐かしくも感じました。 昨年の活躍した選手達はスカウト方針の改革を行った2014年以降に入団した生え抜きの選手がほとんど。やはりドラフトは重要です。2022/03/12