集英社学芸単行本<br> 変形菌ミクソヴァース

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集英社学芸単行本
変形菌ミクソヴァース

  • 著者名:増井真那【著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 集英社(2021/12発売)
  • ポイント 20pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784087817096

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内容説明

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変形菌とはなにものか? 変形菌はどんな生活をしているのか? 幼いとき、この謎の生きものに魅せられてしまった著者が、変形菌目線ともいうべき視点からその生態をいきいきと語ります。
20歳の変形菌研究者が案内するのは森、道、雪の下などで人知れず営まれている、小さな生きもののダイナミックなライフ・イベント。
イオウモジホコリ(子実体)、イタモジホコリ(変形体)、ジクホコリ(子実体)などはもちろん、著者の研究テーマである「変形菌の自他認識」の決定的な瞬間まで、まさに知識の拡張体験を愉しめる一冊です。
読みやすい文章と、著者撮影による圧倒的に美しい画像で、私たちの身近な世界に「新しい視点」を見せてくれます。
霊長類・人類学者 山極壽一さん大推薦!

【著者略歴】増井真那(ますい・まな)
2001年東京生まれ。5歳で変形菌に興味を持ち、6歳から野生の変形菌の飼育を、7歳から研究を始める。日本学生科学賞 内閣総理大臣賞など多数の受賞歴をもつ。17歳で国際学術誌に論文が初掲載された。フィールドワークで得た経験と、「変形菌の自他認識」をテーマとした研究知識をもとに、変形菌の魅力を世に広めるべく日々精力的に活動中。講演会やワークショップ、メディア出演など幅広く活躍する。慶應義塾大学 先端生命科学研究所所属。公益財団法人 孫正義育英財団 正財団生。日本変形菌研究会、日本生態学会、日本進化学会、日本菌学会会員。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

186
美しき写真集。それに真那さんの愛情溢れるコメント付きで。学術的な解説はありませんが、端々に零れ落ちる知識が出てしまいますね。( ¨̮ )。変形菌探しをしたいけど、全然見かけないのよね。最初の写真に写っているって書いてあるのに、ぱっと見気付かないもんね(´๑•_•๑)。一度見たりするとコツみたいのが分かるかと思うのですけど。謎めいた神秘的な生物の生態にほんの少し触れられました。生きるって不思議だなぁ。2022/02/06

えも

27
5歳で変形菌に興味を持ち、6歳で飼育を始め、今では立派な研究者。凄いよねえ。ホントに好きで好きでたまらない気持ちがにじみ出てきてるもん。それに変形菌自身も綺麗でカッコいい。そりゃ飼ってみたくもなるよね。2022/05/01

翠埜もぐら

15
変形菌はアメーボゾアと言う生き物で「菌」ではないそうなのですが、なまじ「菌」と言う字が名前についているので、キノコやカビと同列に考えてしまいます。だいたい動く、10cm超えても一つの細胞、バクテリアやキノコを食べているくせに逆に食べられたりと、変形菌の本を読むたびに「解かる」のではなく混迷の度合いが深くなりますね。この本の著者は若干二十歳の学生さん(?)なのですが、変形菌への愛が満ち溢れています。いや研究者っていうよりペットのように「うちの子」と言って変形菌を飼ってらっしゃる。うーん、餌は何なんだろう?2022/04/27

遠い日

7
真那くんの本だぁ!と写真集を見る感じで手に取りました。今はもう粘菌とは言わず、変形菌。とっても不思議で賢い生き物。表紙のキミミズフクロホコリは本当に「異星の文字」のようだ。わたしはやっぱりルリホコリのようなメタリックに光る変形菌が好きかな。わたしたちのすぐそばに生きる命の仲間。2022/01/29

風斗碧

4
変形菌!名前は知っていたけれど、どういうものかよくわかっていなかった。著者の変形菌に対する愛情が溢れていて、眼も顔もない生き物に可愛さを覚える。変形菌の生涯を追った図鑑とか欲しいなあ。2024/05/02

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