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内容説明
企業の本音に数字で迫る! 新「決算書ミステリー」爆誕!! 決算書の裏に隠された企業の戦略や真の狙い、儲けのカラクリに、あなたはいくつ気づけるだろうか? 「メルカリ」228億円の赤字でも絶好調の理由 日本一複雑な「ソフトバンクG」の決算書を読み解く 3兆円で買収された「Slack」のポテンシャルとは? ……こうした謎の真相には、ニュースだけを見ていても辿り着けない。では、何を手掛かりにすべきか? もしかして、会計の知識だけを頼りに、読み解こうとしているのでは? そう考えた人ほど、ドツボにはまってしまうかもしれない。なぜなら、決算書のナゾトキとは「知の総合格闘技」だから。すなわち、あらゆるビジネス知識を総動員して真相に迫る壮大なエンターテインメント! 対話形式で決算書からビジネスモデルを解き明かす「7つの物語」。とくと、ご覧あれ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やっさん
24
夕刊に書評が載っていて、興味を持って購読。通常の決算書では読み解けない、今どきのビジネスモデルの企業達を、実名を挙げて解説。メルカリ、ソフトバンク、Slack、Amazon、エーザイに電通…。普通に原材料を仕入れて加工して販売する会社の決算書しか普段みない小生には別世界でしたが、赤字でも時価総額が上がる企業があるわけがよくわかりました。いつでも黒字にできるんだけど広告費<顧客獲得費用なので広告を打つ、研究開発につぎ込んでいる、等の理由なのだね。決算書を見る3つの視点も良かった。2022/09/18
せっちゃんさん
18
中級者向け決算書解説本。財務三表の基礎部分の解説は無し。その分、日本で一番事業内容が複雑な“ソフトバンク”や、新興ビジネスの“SaaS”関連等、ホットな話題をポイントを絞って分かり易く解説。個人的にはSaaSを理解するための指標が簡潔にまとまっていて大変参考になった。一通り知識を付けた人や、就活する人にお勧め出来る1冊。2022/08/08
ダイスケ
18
audibleで視聴。具体的な事例を使って、企業の財務諸表をどのように読み解けばいいかを知ることができた。何か財務諸表を読めたら格好良くないっていう感じの人(自分を含む)にぴったりな本だと思った。2022/05/30
ゆうすけ
11
非常に読みやすくて面白い。新書としての理想だと思う。それでいて、割とというかかなり骨太でした。メルカリ、ソフトバンク、電通などよく知った企業の決算書が取り上げられていますが、なるほどそういう読み方があるのかととても勉強になった。個人的にはエーザイの章がとても良かった。SDGsとESGの違いとか、ESGは投資の話なんだということが理解できた。ただそれでも一定の基礎がないとなかなか難しい内容も含まれているので、これ一冊で全部理解できるわけではない。当たり前だけど地道な勉強にまさるものはない。2022/03/08
Sumiyuki
9
良書。キャッシュ重視。電通のれんリスク。@ソフトバンクGの場合、ファンドの拠出の多くはソフトバンクGです。だから、ビジョン・ファンドの利益がソフトバンクGに連結されることになっています。@今や時価総額のうち、有形資産はわずか10%で残りの90%は無形資産なのです。B/Sに計上されるなら企業の強みがわかりますが、そうでないから自ら何が評価されているかを認識することが大事になります。2022/05/15