内容説明
世界各国が本気で取り組む「温室効果ガス排出削減」。本当に達成できるの? そもそも必要あるの? 専門家に徹底取材! 2021年はカーボンニュートラル元年! 世の中の取り組み、再生エネルギーや企業や個人の行動に注目が集まっている! 本書では、「脱炭素とは何か」を脱炭素に向けどのような立場の人がどのように関わっているかについてマンガで解説します。地球環境戦略研究機関(IGES)、WWF、電力会社、ハウスメーカー、など……さまざまな立場の人に話を聞いていきます。具体的な取り組みを紹介していくことで、SDGsの最重要課題が、サクッとわかります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
香菜子(かなこ・Kanako)
21
マンガでわかる脱炭素(カーボンニュートラル) 。藤野 純一先生とサイドランチ先生の著書。脱炭素(カーボンニュートラル) という言葉を聞いたことがあっても脱炭素(カーボンニュートラル) の本当の意味を知らない人がほとんど。マンガでわかる脱炭素(カーボンニュートラル)のような良書は絶対に必要。公益財団法人 地球環境戦略研究機関(IGES) サステイナビリティ統合センター プログラムディレクター/上席研究員で国立環境研究所客員研究員の藤野 純一先生の解説だから説得力が違います。2022/08/04
JUN
5
かなり入門的な内容だった。2024/03/25
ゼロ投資大学
3
「脱炭素」は地球温暖化の原因となる温室効果ガス=二酸化炭素を排出しない、削減するための取り組みである。産業革命以降に地球の平均気温は1°以上上昇しているとされ、海水温の上昇や天候の激変、生物多様性の喪失など二酸化炭素の増加を抑制して地球環境の悪化を抑えるのが狙いだ。地球規模の壮大な取り組みであり、一人一人にできることは限られているように見えるが、小さな脱炭素の積み重ねが地球環境を改善していくことになると思うので、脱炭素の意識を強く持ち行動を起こしたいと思った。2021/12/29
やりがい、求められてること、やりたいこと、できること
0
読みやすい本は立ち読みで読むとすぐに内容を忘れてしまう。自分で記録を残す主体的な読書意識を。複数の業界をまたいで書かれている点が良いと思って読んだ。2023/05/08
39taka
0
脱炭素実現には、「CO2の排出を抑える」か「大気中のCO2を減らす」か。そのための具体的取組方法が優先順位とともに示され分かり易い。前者の取組みとしては、①省エネ(省エネ性能の高い設備導入、LED化等)、②発電の脱炭素化(火力発電の再生可能エネルギー発電への切替、太陽光、風力等)、③エネルギーの電化(ガソリン車のEV化、オール電化、石炭等使用熱源の電化)、④電化不能エネルギー(工業炉、長距離輸送等)へ水素やアンモニアの活用。後者への取組みは、①森林保全や植林、②DACやCCUS(炭素回収・活用・貯留)。2022/03/19