文春新書<br> がん治療革命 ウイルスでがんを治す

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文春新書
がん治療革命 ウイルスでがんを治す

  • 著者名:藤堂具紀【著】
  • 価格 ¥1,200(本体¥1,091)
  • 文藝春秋(2021/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784166613380

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内容説明

「すべての患者にとって希望だ」鳥越俊太郎氏
日本初 ウイルス療法薬「G47Δ」ついに承認!

二〇二一年六月、世界で初めて脳腫瘍を対象とした「がん治療用ウイルス療法薬」が日本で承認された。
人類の「敵」と見なされがちなウイルスを「味方」にするという画期的な発想から生まれた「テセルパツレブ」は、副作用が少なく、あらゆる固形がんに適用できる。
従来のがん治療を根本的に変えうる、全く新しい治療法を確立した臨床医の長き闘いの全貌。

がん細胞が全滅する 日本発の革命的「ウイルス療法薬」の全貌とは?
・世界初 脳腫瘍を対象としたウイルス療法薬
・転移がんにも作用する
・標準治療にくらべ、副作用が軽い
・がんを餌にして、薬が体内で増えていく
・脳内に投与できるほど安全性が高い
・東京大学で開発されたアカデミアの国産医療品
・再発や転移を防ぐ「がんワクチン効果」

ロングセラー『最新型ウイルスでがんを滅ぼす』増補改訂版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

のれん

13
ウイルス治療薬がまさかがん治療にすら使われるとは。副作用が格段に減少し、その効果も従来よりも強いまさに夢の治療法だ。 iPS細胞の山中教授もそうだったが、日本の研究所で、日本の知的財産として完成させたいという欲求は正しく素晴らしい国際研究者であり尊敬する。 だからこそ日本の縛り、特に新技術に対しての臆病さに関しては難題だなと感じる。ただでさえ臨床実験が手間かかる上に、望んでいてもウイルス治療法というだけでSTOPされるのは納得いかないだろう。 がんが不治の病でなくなる未来が一刻も早く来ることを祈るばかり。2022/01/16

くらーく

3
ウイルス療法薬G47Δ、一般名テセルパツレブ、製品名デリタクト注を確立するまでの経緯を、開発者?の藤堂教授が書いた新書だが、治療効果は素晴らしいね。ほぼ助からないと思った患者が寛解になるような事例もある。しかも、多くのガンに効果がある。これは凄いよね。あるがんにしか効果が無いとなると、薬代が半端ない値段になるし。まあ、安くなりすぎると国内で製造し無くなってなんて弊害も起きるけど、それはさておき。 ただ、人で効果を見始めたのが平成21年で、10年以上経っているよねえ。時間かかりすぎ。何とかならないのかねえ。2022/04/23

tai65

2
星5つ2023/10/22

takao

1
へー。2022/03/23

aki

1
腫瘍溶解ウイルスは完成していたのか。宝酒造の子会社のタカラバイオや創薬ベンチャーのオンコリスバイオファーマあたりが取り組んでいたのは知っていたが、アカデミア(著者は東京大学医科学研究所教授)が開発し、臨床試験も著者が行い、製造販売承認にこぎつけたとは。いろいろとわずらわしいことがあったと思うが、そうした「壁」を次々に突破していく、著者のプロジェクト遂行能力に驚嘆。いまのところ、脳腫瘍の一部だけだが、原理としては固形がんであれば、すべて使えるはず。他の部位の一刻も早い承認、保険適応を望みたい。2022/01/13

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