じっぴコンパクト新書<br> 日本の道路122万キロ大研究 増補改訂版

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じっぴコンパクト新書
日本の道路122万キロ大研究 増補改訂版

  • 著者名:平沼義之
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 実業之日本社(2021/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784408339924

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内容説明

「酷道」と揶揄される国道!? 国道は何号まであるの? 首都高は国道じゃない? 「農免農道」ってなに? クルマを運転していると次々に浮かぶ道路への疑問。そこに潜む複雑怪奇な道路の定義をまるごと把握できて、クルマやバイクでの旅が楽しくなる本!

序章 「道路」に感じる長年の疑問
1国道の番号には、何か法則性はあるの?
2車が通れない「国道」…酷道に込められた意味とは?
3海の上には道路はないのに「国道」がある?
4「国道1号」の終点は横浜から伊勢神宮を経て、今は大阪?
5県道は2種類あるの?
6林道や農道にある「公道ではない」の意味するところは?
7道路標識に書かれている地名って、誰がどうやって決めているの?
8トンネルの脇に、怪しい分かれ道がよくある気がする

第1章 「道路法」の道路
1「道路」には名前と種類がある!
2道路法の道路の全容と、その一生
3国道
4都道府県道
5主要地方道
6市町村道
7高速自動車国道
8一般有料道路と都市高速道路
9地域高規格道路
10自転車専用道路

第2章 「道路法」以外の道路
1農林水産省や環境省も道路を造っている
2林道
3森林鉄道
4農道
5港湾や漁港の道路
6公園道、都市計画道路
7民間による有料道路(一般自動車道と専用自動車道)
8私道と里道 「認定外」の道路たち

第3章 道路法制の変遷
1旧道路法制定以前 明治から大正まで
2旧道路法の制定 大正~戦前
3終戦後の道路政策と現行道路法の策定

第4章 道路の構造物
1橋
2トンネル
3道路標識の面白さ
4道路付属物
5道路構造令
6線形…運転しやすい道とそうでない道の差
7踏切道と兼用工作物
8積雪地の道路

第5章 道路の深淵を知る
1酷道
2海上国道と渡船施設
3道路の通行止め
4道路の地域
5道路の改良
6道路整備と国の財政
7未成道とは何か
8廃道という、道路の終着地

もっと知りたい! 道路の秘密
・高速道路ナンバリン
・北海道の道路の特例と開発道路
・沖縄の道路の歴史
・奥地等産業開発道路
・日本最初の「高速道路」東京高速道路
・戦前、「外地」の道路はどうなっていた?
・自衛隊による道路整備
・国道情報連絡所

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

カリスマ

6
道路に携わる仕事をしているので、どうせなら詳しくなりたいと思い購入。道路法制からちょっとした雑学まで、幅広く知ることができた。同じ道路でも国道と県道を兼ねていたりするのは重用区間であること、国道でも2本に分かれているのは改良工事の結果新道と現道に分かれていることなど、一般道を走るだけでも目のつけどころが多いと実感した。国幹法及び高速自動車国道法に基づき整備されたのがA路線。必要性の高い区間はA’路線で整備して後からA路線に組み込む。同じく高規格幹線道路網を形成するB路線。複雑な法整備だが、だから面白い。2025/06/30

genan

6
★5 この本はいつまでも手元に置いておく。仕事柄運転が多く、道路上で過ごす時間がそこそこある人にとっては、その運転時間を楽しく過ごす為の1冊になるのではないか。ドライブの行き先を決めた後は、そこに着くまでに通る道順まで、選びたくなるような本。Googleマップを眺めながら過ごすのが好きな人にもオススメです。2023/08/08

tkmt

3
とても満足した。道路整備について道路法はじめ法律の観点から国や地方の費用負担、北海道や離島における国の負担についても分かりやすく解説している。この手の本は珍しいインフラ紹介本に終始することが多いのでその重厚さに驚かされた(しかしながらそうした情報もこの本にはトリビアとして記載されている)。確かに公共財である道路を理解するには法律から理解しないと話にならない。素晴らしい一冊だった。2022/03/25

TcodeF

2
道路に関する基礎~中級程度までの用語集といった感じかな?2025/11/05

白水阿弥陀丼

2
日本の道路の本。脇道に逸れずに、一貫して道路に焦点を当てているので、道路に纏わる諸々がとてもよく分かる。今日ほど道路を堪能できる時代はないのかもなと思った。著者をはじめとしたナビゲーターにより近代の土木遺産や近過去の旧道・廃道にアクセスしやすいし、現実にアクセスできる多様な道路網が完備されている。一方で将来は、この道路網が縮小を余儀なくされる可能性が十分にある。本書を読んで早速出かけるしかない。欄外のトリビアはそれだけで1冊出せるレベル。明快だが中身は濃い。道路の全てを愛する著者の姿勢には頭が下がる。2021/12/12

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