山と溪谷社<br> ヤマケイ新書 これでいいのか登山道 現状と課題

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山と溪谷社
ヤマケイ新書 これでいいのか登山道 現状と課題

  • 著者名:登山道法研究会
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  • 山と溪谷社(2021/12発売)
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  • ISBN:9784635510776

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内容説明

山に登るときに誰もが通る登山道。
日本全国どこの山にも整えられ、多くの人が利用しているにも関わらず、
誰が設置し、管理しているのか、あいまいなまま放置されています。
それが日本の登山道の現状です。

その結果、自然災害などによる登山道の崩壊や通行止めが起きても、
適切な維持管理がなされず、また、それをきっかけとするトラブルも多数発生しています。

日本の登山道が抱える現状をいくつもの側面から捉え、
今後のとるべき方策を検討し、最終的に「登山道法」といったかたちで具体化できないかを、
山岳・自然に関するさまざまな分野の有志が集まり考え、提言する一冊です。


■内容
第1章 登山道の現状と課題
登山道の問題・課題-誰が設置し、管理するのか
登山道のそのほかの課題
山を取り巻く諸情勢の変化と今後の登山界

第2章 各地の事例に見る登山道の状況
北海道/東北/関東/中部/近畿/中国・四国/九州

第3章 登山道と遭難対策
登山道を利用している「登山者」の現状は
登山人口の現状について
登山道の整備水準例
遭難対策から見た「いい登山道」とは

第4章 登山道の裁判事例と「登山道」に関わる法令整備
登山道、遊歩道の管理責任を問う裁判事例等
自然公園法と登山道
諸外国における「登山道&自然歩道」関連の法制度

第5章 登山道利用の多様化と課題
登山道の多様な利用を調整する制度の必要性:トレイルランニングをめぐる問題から
[コラム]登山道の実態-事例写真から見える現状と課題

第6章 登山道の歴史と今後の活用
山岳信仰など、近代以前の日本人の登山
廃道の現状と再利用の検討
日本の美しい風景の継承と再生に向けて
登山道の維持管理と環境教育への活用
登山道とボランティア活動

第7章 「登山道法」法制化に向けて
「登山道法」制定の意味、意義、役割
登山道と付帯設備の整備・管理調査項目案
登山道の評価案
登山道法についての検討課題