山と溪谷社<br> ヤマケイ新書 武蔵野発 川っぷち生きもの観察記

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山と溪谷社
ヤマケイ新書 武蔵野発 川っぷち生きもの観察記

  • 著者名:若林輝
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 山と溪谷社(2021/12発売)
  • ポイント 10pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784635510745

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内容説明

まちなかの川で楽しむ、驚きの自然発見!
散歩がてらに楽しめる非日常のワイルドライフ!
生きものの関係をたどっていけば、身近な川がワンダーランドに!

■内容
第1章川っぷち観察の入口 
オオタカがコサギを蹴とばした!/川辺に咲く白い花/ガサガサの達人と待ち伏せの達人
ホシゴイを追ってトンネルの中へ/カモの個性を考える/ほか。

第2章 水辺・水中への視点 
春の訪れは海からの魚とともに/いつまでも見ていられるニゴイ野産卵行動
川沿いの木が教えてくれること/川っぷちオーケストラ鑑賞/スイカのようなガメラに遭遇!?
オオバンはクセが強い!/野良グッピーと野良キンギョ/オイカワの産卵場に固執したアオサギ/
死んでいたウナギを食べてみた/ほか。

第3章 三面護岸河川「ガタ」
小さなドブ川に希望を見た/旅鳥、タシギと出会う/コイ五百匹!? 脅威のガタ開き!
足跡から夜の世界を想う/鳥たちのゲ○を調べる/ほか。

第4章 動物たちの回廊としての川
イノシシの足跡をたどる/イバラドームとは?/ケモノたちにとっての回廊/鶏小屋が襲われた!
キツネを追って太古の海の岬に立つ/ほか。

第5章 川ミミズとの出会い
川底から虹色に輝くミミズが現われた/砂金のように輝くグリーンダイアモンド/川を泳ぎ、壁を上ってコケを食む/ほか。

最終章 武蔵野の川っぷちで考えた
関係をたどる楽しみ/ほか。


■著者について
若林 輝(わかばやし・てる)
1972年、東京都生まれ。埼玉県在住。
父に連れられ多摩川・是政橋周辺でクチボソとダボハゼ釣りをしたことが水辺好きの始まり。
以来、武蔵野台地の空き地や水辺が遊び場に。東京水産大学(現海洋大学)で
修士課程まで「サケ科魚類の産卵行動および仔稚魚時の種間干渉」を学ぶ。
一番の趣味はサケ・マスの産卵行動観察。
釣りなどの自然活動をテーマに雑誌や書籍の企画・編集・執筆・出版を行う
編集プロダクション兼出版社「RIVER-WALK(リバーウォーク)」代表。
社名を冠した川歩きと渓流釣りの雑誌『RIVER-WALK』を発行。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nao Funasoko

18
著者は東京水産大学修士課程を経て釣りや自然活動をメインとする編プロ・出版社代表の肩書を持つ。 その視点には「なるほどなあ」と頷く点も多い。私自身も釣りも一通りやってきたし、今はバードウォッチングを中心に身近な自然観察が好きなのでとても参考になる一冊だった。 それにしても同じ埼玉県で電車で30分足らずの場所なのに川の景観や様子は随分と違うもんだな。いずれ機会を見つけて訪れてみよう。2022/02/02

roatsu

18
年末の登山用品屋で出会った素敵な自然観察記。埼玉南部の柳瀬川・黒目川の二河川を中心に、釣り好きの著者が並々ならぬ好奇心と愛ある眼差しで見た野生動物たちの生態をつづる。両河川が接続する新河岸川が東京湾まで堰などがない、自然の循環を残す貴重な川だと初めて知った。仕方のない面もあるとはいえ、人間の都合で変えられゆく町中の自然を舞台にどっこい逞しく生きる鳥、獣、魚などの姿は健気でユーモラス。著者もしかりで死んだばかりの新鮮な天然ウナギを食べてみるチャレンジなど笑いを誘う節も。癒しと気付きをもらえる楽しい一冊。2022/01/07

大先生

12
埼玉県の川っぷち(柳瀬川、黒目川、新河岸川)で見られる生き物たち(鳥、魚、タヌキ、ミミズ等)の観察記。写真も豊富で面白い。死んでるウナギを発見して食べてみたとか、ちょっと変わった人です(笑)著者は、川釣りをしているうちに魚だけでなく、鳥やその他の生き物に興味を持つようになったそうですが、私も全く同じパターン。キジやカワセミを見られた日は嬉しくなります。最近、キジは見なくなってしまいましたが(汗)先週くらいから我が家の水槽で飼っているタナゴ類に婚姻色が出始めました。春の訪れを感じますね。2025/03/21

village green

3
タイトルに惹かれて手に取ったが、期待を裏切らない面白さだった。軽いフットワークと粘り腰を兼ね備えた生きものウォッチングの巧手による観察/考察が見事。わけても「川ミミズとの出会い」の章は知的スリルに満ちている。2022/01/28

志村真幸

2
 著者は釣りや生物といったテーマを扱ってきた人物。  本書は著者の住むすぐそばにある黒目川、柳瀬川周辺(埼玉県)を舞台に、さまざまな生物を観察した記録である。小魚を狙うコサギがオオタカに捕食される現場を目撃したり、ニゴイの産卵を観察したり、水底にすむミミズを研究してみたり、亀の種類による行動の差を気にとめたり。  こんな町中に豊かな自然環境が残っているのかと驚かされる。著者が何年も通いつづけ、じっくりと観察してきたからこその発見であり、成果なのだろう。  生きものたちの生態が生き生きとスケッチされている。2022/12/06

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