内容説明
それは「奥田プロジェクト」と呼ばれた――トヨタが世界企業へと勇躍した時代、ロシア進出はいかに行われたか。エコノミストからロシア現地法人の社長へと転身した著者は粗野で不条理な社会と戦いながら、その大きな可能性を追いかける。しかし、ヨーロッパ有数の規模に成長した市場は、リーマンショックによって一気に崩壊するのだった……。一企業の変革の原動力と変革を担った人々の姿、そしてグローバル経済の本質を描ききる。
目次より
プロローグ
第一章 ロシア進出
第二章 未成熟社会
第三章 一燈を提げていく
第四章 シベリア鉄道紀行譚
第五章 リーマンショック、その後
エピローグ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
Fumi Kawahara
2
ロシア本。ちょいちょい読み始めると、うっすらと国民性が見えてくる。「人にやらせて、自分はやらない」('ω')2022/09/05
露傍の石
1
カテゴリとしてはビジネス書だが、ビジネスパーソンでなくとも面白く読める。ロシアを考えるにはおすすめの一冊。 ロシアビジネスのあるある話もあれば、大統領府など政権中枢との交渉もあり、飽きさせない。 文中にあるようにまだ未成熟社会のロシアで事業を拡大していく中で遭遇する様々なアクシデントが、ロシア出身者としては特にリアリティがあり、「やっぱりか」という感想を何度も持った。2023/07/29
N_K
1
あまり売れている本では無さそうだが、とても面白い。人気になってほしい。2022/01/19
めぐりん
0
ビジネスの現場を通じて、ロシアの特性を示すものとして非常に興味深い。プーチンのマトリョーシカが示す権威主義的な専制君主国家と必要な指導者の特性が垣間見られる。2024/05/18
shun86gt
0
ロシアトヨタの現地法人を任された筆者が、どうやって市場を切り開いて、最終的に工場を建てるまでになったのかが書かれている 筆者の現地法人での悪戦苦闘はすごく参考になったし、ロシアの国民性やプーチンや官僚の名前を出さないと認可が進まない話とかはとても興味深かった ウクライナと開戦後に閉鎖されたらしいがサンクドペテルブルクの工場は結局どうなったのだろう。2022/08/22
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