日本経済新聞出版<br> 世界で勝つブランドをつくる なぜ、アメーラトマトはスペインで最も高く売れるのか

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日本経済新聞出版
世界で勝つブランドをつくる なぜ、アメーラトマトはスペインで最も高く売れるのか

  • 著者名:岩崎邦彦【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 日経BP(2021/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532324476

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内容説明

○筆者が生産者とともにブランド構築を手掛けてきた高糖度トマト「アメーラ」。96年に静岡県で開発され、徹底した「品質管理」と「ブランド戦略」によって、市場の評価を高めてきた。アメーラの生産者は、9つの農業法人の集合体であるサンファーマーズという会社で、中小企業のブランド実践事例として岩崎氏の過去の著作でも紹介されてきた。

○アメーラは2019年からトマトの本場、スペイン・アンダルシア地方での生産・販売を開始し、快進撃を続けている。「Made in Spain by Japanese」、日本人による現地生産である。

○輸出しているのは、トマトそのものというより、「ブランド戦略」だ。アメーラは、スペインを代表する百貨店の野菜売り場に並び、スペイン国内では最も高い価格で売れている。

○欧州進出のきっかけは15年のミラノ国際万博の展示会だった。そこからブランドネーム、ロゴからパッケージデザインに至るまで、あらためて海外向けにブランド戦略を練り直し、現地生産・販売を開始した。

○本書では、「アメーラトマト」のスペインにおける実践プロセスと、海外諸国の消費者を対象に実施したオリジナル調査結果をふんだんに盛り込み、日本の中小企業や一次産品生産者向けに「海外におけるブランドづくり」の羅針盤を提示する。

○アメーラトマトの成功事例を中心に論じているが、農産物にとどまらず、海外市場に打って出ようと考えている中小製造業のマーケティングすべてに参考となる内容である。

目次

第1編 世界ブランドへの挑戦
 第1章 常識に「?マーク」をつけよう
 第2章 トマト小国からの大きな挑戦
 第3章 海外進出のパターン
第2編 世界ブランドになる条件
 第4章 ブランドづくりのベクトル合わせをしよう
 第5章 どうすれば世界ブランドが生まれるのか
 第6章 海外からみた日本の強みは何か
 第7章 生産国のイメージが世界ブランドに与える影響
第3編 世界ブランドを創造する
 第8章 国境を越えるブランドの「軸」をつくろう
 第9章 逆張りのブランドづくり 
 第10章 AIでブランドはつくれるか                                第11章 引き算のブランドづくり
 第11章 引き算のブランドづくり
 第12章 世界ブランドは感性に訴える
 第13章 世界に通用するブランドネームをつくる
 第14章 ブランドには「守り」も必要 
 第15章 世界ブランドは進化を続ける

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nhat

1
アメーラトマトという自社製品のブランド化までの過程や回帰分析を用いて、ブランディングのやり方やその根拠を示しており大変分かりやすかった。2022/11/01

Go Extreme

1
世界ブランドへの挑戦: 常識に「?マーク」をつけよう トマト小国からの大きな挑戦 海外進出のパターン 世界ブランドになる条件 どうすれば世界ブランドが生まれるのか 強いブランドを生み出す4つの要因 海外からみた日本の強みは何か 生産国のイメージが世界ブランドに与える影響 世界ブランドを創造する: 国境を越えるブランドの「軸」をつくろう 逆張りのブランドづくり AIでブランドはつくれるか 引き算のブランドづくり 世界ブランドは感性に訴える 世界に通用するブランドネームをつくる ブランドには「守り」も必要2022/01/26

黒猿

0
日本のトマトを海外でブランド化した方法。 自社のロゴ作りに参考にした。2022/12/11

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