内容説明
1960年代から始まったフォークとニューミュージックの時代。「あの時代を作ったアーティストたちと共に生き てきた」と語る著者が、彼らとどう出会い、時代がどう動いていったのかを熱く語る。
誰もが熱狂した10人のアーティストたち
荒井由実
岡林信康
吉田拓郎
井上陽水
かぐや姫
さだまさし
アリス
松山千春
小田和正
中島みゆき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
阿部義彦
20
廣済堂新書。浅く広く所謂ニューミュージックのカリスマ達の事を振り返ってます。分かりやすいヒット曲がリアルタイムで本人達を有名にして華々しいスターとなる事は素晴らしいが、当時は全然売れなかったのに、後からリスペクトされて伝説以上になる「はっぴいえんど」みたいな例もある。その対局が一発屋か。この新書で取り上げられたアーチストはヒット曲はもちろんあったけど、ちょっと節操がなく、半分くらいは自分は興味がこれっぽっちもないアーチストでは有りました。2018/10/17
ジロリン
15
このテのものには珍しく、小田和正に一章割かれていたので思わず購入…ほぼ知ってる話ばかりだった。40年近くファンやってるんだから当たり前か(笑)ユーミンと中島みゆきの、デビュー前夜の話は面白かった。全体的に薄味な筆致に感じてしまったが、著者の評論家デビューのきっかけになったという、岡林信康の章はさすがにアツいですな。まぁ、この人を語るのに熱くならなくてどうする!という話ですが。2015/04/13
わいほす(noririn_papa)
8
神田三省堂のアウトレットコーナーで380円。今どきフォークを熱く語る本はそれほど売れないんだろうなあ。読者対象が狭い上に、コアなファンが求める情報にしては軽すぎる。また今もなお現役で活躍しているアーチストに対し、デビュー当時に駆け出しのライターが関わったエピソードは小さすぎるし、何より著者自身が70年代から抜け出せていないように思える。やはりThen & Nowを語ってほしいし、著者自身は物語を紡がずにコアな解説に徹したほうがよいように思う。2017/04/21
tolucky1962
5
荒井由実、岡林信康、吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫、さだまさし、アリス、松山千春、小田和正、中島みゆきについて著者がインタビューなどをしてきた当事者としてエピソードを紹介。10人もいるので各アーティストについて詳しくは書かれていないが、ニューミュージックの変遷がつかめる。最初と最後の章に書かれたユーミンと中島みゆきの対照性や陽水・千春の生い立ち、岡林の人生、アリスやオフコースのヒットが出るまでの話など興味深い。ポプコン時代のアーティスト名が並んだあたりは懐かしかった。個人的には陽水とみゆきが好きです。2015/04/16
Kazuko Ohta
3
BSジャパンで2014年から放送中の『あの年この歌 時代が刻んだ名曲たち』が好きです。その番組で本作の著者、富澤一誠氏を知りました。東大に入学しながらすぐに中退。音楽評論家になったという異色の経歴の持ち主。20歳そこそこでフォーク評論家、転じてニューミュージック評論家として活躍したのだから面白い。本作で取り上げられているのは、ユーミン、岡林信康、吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫、さだまさし、アリス、松山千春、小田和正、中島みゆき。彼らのデビュー当時から取材を続けていた著者の話に、激しく聴きたくなりました。2017/05/29
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