内容説明
これがスズキナオ流「生活史」
遠い場所への旅や、友達とのせわしない飲み会がまるで夢のよう。出歩けるのは近所ばかりだけど、ひとり海に行き、焚き火を見つめ、オンラインで友達とゆっくり話す。それでも元気でいれば、あと何回かぐらいは今日みたいな素晴らしい日がめぐってくるだろう。
話題作『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』待望の続編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
70
全く知らない場所に訪れているのに、妙に懐かしい気持ちにさせてくれます。そして、その場所へ行きたいと気持ちを目覚めさせてくれます。スズキナオさんは、押しつけがましいわけでなく、むしろ、自分が楽しんでいるだけのようなのに、それが、私の気持ちを揺さぶるんですね。知らない街だから。旅心を起こさせてくれる。何だかとっても素敵な生き方だと思うのです。2022/09/24
きりん★
42
スズキナオさん二作目読み。一作目も私に目の覚める様な街ブラを紹介してくださった本でしたが、二作目もめちゃくちゃ楽しい街ブラ話。「いつもの自分が選ばない方を選んでいく」街ブラ最高。小さな地域でいつもの道を通って自宅に帰る生活だからこんなにウジウジしてしまってる自分なんやと反省。須磨の海なんか近いんやから、私もまた行ってみよう。大好きな本。2023/02/05
あじ
37
“日常でこそ遊べ”コロナ禍で実感した、セルフ座右がソレ。書籍タイトルにもなっている「いつもの自分じゃないほうを選ぶ」は大冒険だと思った。私は常に「本能が欲するまま」を念頭に選択してきたから、分かりきっているんですよ、答えは。ハイボールが飲みたいのにレモンティーとかありえないし。どんぶりをかっこみたい気分でもコースとか??くっくっくっ、面白そう!私に足りないもの、それは隣り合わせにある非日常を見出だすこと。ナオさんのアイデアは冷凍したから、そのうち解凍しますよ。冷凍庫いっぱいだけど積めこんじゃお。 2022/04/22
よこたん
35
“知らない場所を訪れて誰かの話を聞かせていただくとき、親しい友人と些細なことで笑い合うとき、出会った人々から分け与えてもらった時間を私は本当に大切にできているだろうか、と思う。” 題名に何となく惹かれて読んでみたが、すうっとしみ込むように素直に文章が入ってくるし、情景が目に浮かぶ。添えられたモノクロの小さな写真がアシストしてくれるから。入りにくそうなお店に入り、店の方と会話を交わしたりしつつ、とにかくよく飲む。びっくりするくらい飲むし食べる。めちゃめちゃキンキンに冷えてるホッピーって、どんな味なんだろう。2025/04/21
kum
35
日常と非日常が絶妙に織り交ざったナオさんの生活史。少しだけ普段と違うことをしてみたり、誰かと話をしてその人生に触れてみたり。それだけで日々に色がついたり、しみじみとした気持ちになる感覚を存分に味わった。「一人ひとりの頭の中に、些細なことから、人生を大きく変えてしまうような出来事のことまで、たくさんの記憶がしまい込まれている。それを知れること、こうして伝えてくれる友達がいることが、とても贅沢で幸せなことに思えてくる。」2022/03/08
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