内容説明
教科書に書かれた日米戦争は、虚構である。本書では、「最後通牒となったハル・ノート」「真珠湾攻撃」「ソ連の対日参戦」など、第二次世界大戦前後における歴史上の重要トピックを年代順に取り上げ、それを『教科書に書かれた通説』と『真実の歴史』と対比させて見せていく。
歴史がいかに捻じ曲げられてきたか。「インテリジェンス戦争」で敗北した日本。その歴史の真実を明らかにする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
キムチ
54
平易な語り口の中に、気づかされるものが有った。大学教養まで学んだ歴史の曖昧さに今愕然。特に面白かったのは20世紀初頭からの日米、そして米の髄に巣食って行ったソ連スパイ。CIAはスパイ共の巣だったという記述には仰天。「弱い日本」と「強い日本」の在り様に主権者である国民はもっともっと目を向けて行かぬといけない。民主主義国家とアバウトな感覚で胡坐をかいていてはいつの間にやら蚊帳の外~公文書公開ルールがない、ジェンダー浸透は先進国中最下位レベル。リッツキドニー・ヴェノナ文書は衝撃だった。外交に感情論は禁物、威勢の2022/04/03
さきん
28
ロシアがウクライナに侵攻し、ナチスドイツ、日本を倒した後の全体主義や民族浄化の気風を露骨に残すロシア、中国に向かい合わないといけなくなっている。どこの国にも民族に依ったナショナリズムが大なり小なりあるが、常任理事国で経済も大きく、地勢も有利に占めるロシア、中国は抑えが利かない。日本、ドイツに再度、牽制以上の役割が求められている。2023/01/28
ta_chanko
18
第二次世界大戦の最大の勝者はソ連。ルーズベルト政権にスパイを送り込み、シンパを増やし、アメリカを対日戦争へ誘導。ソ連の対日戦争の準備が整うまで、日本を降伏させないよう仕向けたのもソ連の思惑。近年、ドイツや日本などファシズム国家=絶対悪という見方は見直されてきている。大戦後も共産主義との戦いは続いていて、その最終戦争?が現在のウクライナ危機ではないか。当面、日本は米英豪印ASEANなどと連携しながら中ロと対峙する他ないだろう。2022/03/16
大奥のじぃ
15
江崎氏は虎の門ニュースでおなじみの論客である。本書はリッツキードニー文書、ヴェノナ文書、米国共産党調書を優しく解説して今までの文部省観衆の教科書とは真逆のアップグレードされた近現代史が通説から見直された姿で丁寧に、論理的に展開される。決して陰謀論ではなく学術書として1級の解説本だ。一読をお勧めする。特に東欧諸国へのロシア(旧ソ連)のご都合主義な歴史観とコロコロと立場を変える侵略国家史観がハッキリと判る。2022/06/10
nabe
11
現在にも通じる文言、①プーチンは、国連常任理事国の努力により、第三次大戦が防がれてきたとの認識を示した。5カ国の拒否権を廃止すれば国連は無力化すると警告した。②なんでも機密扱いすることが本当に国益に適うことなのか、③今なお日本共産党は、共産主義の話はほとんど話さず、反米や政府批判だけ言うわけ。 FDR大統領はアメリカの憲法を踏みにじり、国益を損ない、アメリカの多くの青年の命を奪うことになるーーー彼は一体何をしたかったのだろう?それをとても疑問に思う。2022/05/23




