「ウルトラマン」の飛翔

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「ウルトラマン」の飛翔

  • 著者名:白石雅彦【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 双葉社(2021/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784575312058

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内容説明

●放送開始50年! 今こそ歴史的事実に迫る。
●驚きをもたらす決定的ドキュメンタリー。
●かつてない綿密な考証で定説に挑む!!

「こういうことだったのか…!!」証言と各種資料を丁寧に照合し、ヒーロー誕生の軌跡を再現する。

戦後日本最大のヒーロー「ウルトラマン」は、ちょうど50年前、
1966年7月17日放送の第1話「ウルトラ作戦第一号」でブラウン管にその姿を現した。
銀色に輝く巨大宇宙人という前代未聞のアイディアにたどり着くまで、
金城哲夫をはじめスタッフは文字通り産みの苦しみを味わった。
そして誕生したヒーローの物語は、才能溢れる若者達の情熱によって、驚くべき発展を遂げていく。
各メディアで絶賛された『「ウルトラQ」の誕生』の著者が、
いよいよ本丸「ウルトラマン」誕生の軌跡を追うドキュメンタリー第2弾。
証言と史料をつきあわせ、かつてなく丁寧に、限界まで歴史的事実に迫る。
こうしてウルトラマンは飛び立った。

【伝説から歴史へ。】
・TBS版「WoO」とは何か?
・第1話誕生までの遠い道のり
・作家・金城哲夫の目覚め
・39話で終了したのはなぜか?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bugsy Malone

73
前作「ウルトラQの誕生」に続く著者のウルトラシリーズ第2弾。円谷英二やTBSの要望に応えながら、金城哲夫を始め制作スタッフ達が如何にしてこのかつて無い巨大ヒーロー像を生み出し、模索しつつ創造していったのか。設定メモや脚本準備稿、インタビュー等の、特に時系列に重点を置き、ウルトラマンの企画から誕生、放送終了までを綿密に検証していた。準備稿から決定稿への変更、未映像化原稿も一部紹介され、その理由の推論もまた興味深い。テーマ性よりもあくまで軌跡を追うドキュメント、第3弾のセブンにも期待が高まります。2017/06/08

keroppi

32
「ウルトラQの誕生」に続く白石雅彦さんの「ウルトラ」ドキュメンタリー。ある意味、時代がウルトラマンを作り出したと言えるのかもしれない。様々な未完成企画を通過しながら、ウルトラマンが生まれてくる。あのフォルムに至った過程が面白いし、よくぞこうなったなという感じ。あれでなければ、こんなに残ることはなかっただろう。企画に携わったスタッフ達の証言や記録を踏まえながら、ウルトラマンは飛翔する。次作、「ウルトラセブン」にも期待。2017/03/28

ナハチガル

11
飛ばし飛ばしで何とか読了。素人が気軽に手に取る本ではないですね。作品解説ではなく、いかに作成されたのかのドキュメンタリーのため、作品と作品の背景をある程度把握しておかないとしんどい。特に物語の進行と作成順序が入りくっているのが難。とはいえ、技術と情熱とフロンティア精神と偶然と制限と妥協とエゴがぶつかりあって生み出された、この稀有かつ模倣され再生産され続けるオリジネイターの魅力を再認識させられる良心的で良質な作品だと思う。セブンも読んでみるかな。A。2022/05/29

qoop

10
黎明期の混乱ぶりを活写した前作と比べ、本作では既定路線となった〈怪獣物〉という条件づけを足枷とせず、限られた環境のなか模索することで逆に個々の作家性が発揮され、結果としてジャンルを確立するに至ったスタッフたちの勢いのあり方を考証している。円谷英二と対峙することで発揮される円谷一の個性、単純に〈沖縄−本土〉という二項対立の図式では読み解けない金城哲夫の作家性、対象と距離を置くことで際立った実相寺昭雄の異才ぶりなど、作家それぞれの物語を内包しつつ、それらが溶け合い生まれたのがウルトラマンという奔流なのだ、と。2016/12/25

nobu23

9
ウルトラマンの当時の撮影背景や個別の話の変更経緯や雰囲気など事細かに書かれていて面白い2019/08/18

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