内容説明
小林快次先生(北海道大学総合博物館教授)推薦!
「恐竜少女が世界的な哺乳類化石研究者に大進化! 痛快な成長ストーリーを体験できる本。必読!!」
みんなが恐竜博士になれるわけじゃない、でも、思いが続く限り夢はつながる!(・・・・・・・・・・・・・)
この物語は、「古生物=恐竜」だった時代に恐竜博士になることを夢見た女の子が、多くのライバルの中で一度は挫折し、そしてそこから新たな夢をつかみとった、サクセス(途中)・ストーリー。
国立科学博物館の若き古生物学者が、ビリから一歩ずつ、もがいて、もがいて、小さな哺乳類化石の研究者になるまでを綴った初めての自伝的エッセイです。
古生物学者を目指す子たちへの進路アドバイスや、巻末には共に切磋琢磨した通称「ジュラシックパーク世代」の仲間との対談を収録。
「古生物」や「研究」に限らずとも、真面目すぎて、自信がなくて、一歩が踏み出せない、そんな多くのイマドキの子たちに届けたい1冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
42
読んでいてハッとしました。科学博物館の新館建設の際教育コンテンツを作ったご縁があったので、著者が書いているアパトサウルスとダブルポール先生の来日の時、私もそこにいて仕事をしていました。すごいなあ、努力ってすごいなあ。懐かしく思いつつ、情熱がある学生たちの努力とご家族のサポート、先生や学者たちの惜しみない協力に胸が熱くなりました。あ、あとヨシ・コバヤシに笑いました、あはは。先生、こういうお話こそ子供たちは追体験できると思います。素晴らしい企画、ありがとう!2024/08/03
やま
16
恐竜好きだった女の子が研究者としての古生物学者になるまでの自伝。本のタイトル通りもがいて、もがいていく姿が力強い。他の研究者と触れ合う中で自分の位置を知り、どうしたら夢である古生物学者になれるか悩み、考え、突き進んでいく。彼女の研究への情熱と、しっかりとした考え方に現在の地位があるのだと思います。圧倒されました。2020/11/09
スプリント
12
夢と現実の話。 興味を持ったことを仕事にするための行動力・バイタリティに憧れます。 外からでは知りえない古生物学者の日常や仕事について知ることができます。2021/10/23
多津子
9
現在国立科学博物館に所属する著者の自伝。研究者になるために必要なことは何か。進路の決め方、手段、能力。研究の紹介、進め方など。研究者になりたいという人には良い本。同世代の研究者たちとの対談も良い。つくづく根気がいる職業だと思う。研究者に必要なのは好奇心や探究心はもちろんのこと、行動力とコミュニケーション能力とプレゼン能力も大切だということがわかる。しかし高校の卒業旅行で海外に行けるほどのお家というのもすごい。勉強に集中できる環境と財力は大事。2023/05/04
ヨータン
9
7才の頃から古生物学者になると決めて、ぶれることなく、まっしぐらに進んだ著者が眩しさを感じられました。本当に好きなものがある人は、ほんの少しのチャンスでも逃さないし、どんなに条件の良い仕事のオファーがあっても自分の好きなことと少しでもずれていれば、なびかない。結局はそういう姿勢が本当にやりたい仕事に結びつくんですよね。2022/12/20
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