ディスカヴァーebook選書<br> 日本の子連れ再婚家庭

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ディスカヴァーebook選書
日本の子連れ再婚家庭

  • ISBN:9784811807980

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内容説明

再婚はゴールではなかった──

子連れ再婚を選んだ理由、継子との関係、経験してわかった困難と醍醐味。公的な調査が一度もおこなわれないなか、当事者119人へのアンケート調査と追跡インタビューによって、はじめて語られた本音と証言。子連れ再婚家庭の実態を伝え、再婚時代の家族のかたちを考える。

当事者の具体的な声を豊富に掲載し、ステップファミリー支援につながる情報も収録。

◎ステップファミリー(子連れ再婚家庭)の基礎知識
Ⅰ◎アンケートに見る119人の声
ステップファミリー実態調査アンケート 結果報告
〈自由記述欄につづられた声〉
Q 再婚してよかったことは?
Q 困ったことやいやだと感じたことは?
Q これから再婚する人へのアドバイスを
Ⅱ◎子連れ再婚17家族の証言─追跡インタビュー
■証言──さまざまなかたち、それぞれの事情
1●父子家庭×初婚女性の山崎さん一家の場合
2●父子家庭×母子家庭の小林さん一家の場合
3●母子家庭×初婚男性の安部さん一家の場合
4●母子家庭×再婚男性の竹林さん一家の場合
5●死別の父子家庭×母子家庭の山本さん一家の場合
6●初婚男性×母子家庭の山田さん一家の場合
7●0才児のいる父子家庭×初婚女性の小池さん一家の場合
8●思春期の娘のいる父子家庭×初婚女性の原田さん一家の場合
9●わが子と同年齢の子のいる父子家庭×母子家庭の木村さん一家の場合
〈自由記述欄につづられた声〉
Q 再婚前にパートナーと話し合ったことは?
■証言──何に悩んでいるのか
10●継子を愛せない
11●実母とのかかわりに振り回されて
12●継祖父母から受ける差別【子の立場から1】
13●継父との同居に受けるストレス【子の立場から2】
[コラム]ステップファミリーを傷つけるNGワード
〈自由記述欄につづられた声〉
Q 再婚後の変化でとくにつらいものは?
■証言──もがきつづけて見えてきた着地点
14●離縁しても親子、と思える関係を築く
15●夫婦の絆さえしっかりしていれば、ブレない
16●家族のあり方に「ふつう」を求めない
17●家族みんなの思いやりが決め手
〈自由記述欄につづられた声〉
Q どんなサポートがあるといいですか?
◎ドイツ発  母子家庭×再婚男性のダニエルさん一家の場合
◎海外のステップファミリー事情から考える
◎これからの日本のステップファミリー支援に願うこと
◎支援につながるウェブサイト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

まど

6
ステップファミリーを経験した人たちへのアンケート、インタビュー集。少なくない人たちが再婚をすすめないとおっしゃっているところに大変さを感じました。知らなかったことが多く書かれていて勉強になりました2017/08/25

Humbaba

6
本人同士であれば結婚までには充分に話し合いができるし、そもそも大人なのだからどうすればよいかについても見当がついている。しかし、子供はその限りではない。例え子どものことを考えての決定であっても、それが子供の環境の激変は子供にとっては受け入れるのが難しい事もある。2017/06/01

木麻黄

3
巷間にはなかなか伝わらない当事者の生の声だけあって、初めて知ることが多々ありました。支援者として、再婚家庭との接点がある人は、最低限知っておくべき実態だと思います。継子を愛せないという現象は、生物的にはおそらく初期設定と言っていいくらい真っ当な反応なのでしょうが、理性というバイアスで眺めると、とても冷淡な所業に見えてしまいます。それが当事者を深い葛藤の中に突き落とし、支援者の機械的な正義感を賦活させてしまう事には注意が必要です。再婚家庭の当事者にはお薦めです。支援者は、理論本とセットで読むといいでしょう。2020/01/05

まりこ

2
知らない世界を知るために。ステップファミリー(子連れ再婚家庭)の実態調査アンケートの結果をまとめたもの。本音の言葉がどれも重かった。継親が実親のように振る舞うのが正解でないことを知る。結局は他人。いくつかの事例から見る継子との関係性はかなり複雑だった。何かあっても自分の子供でないからと線引きしているのが衝撃的だった。よほどの覚悟がないと、また人格者でないと、この難題には立ち向かえないと思った。ステップファミリーにやさしくない日本。言動にも気を付ける。2019/07/21

サオリ

2
経験者の一言コメントが多く掲載されている。多様な意見は参考になるけど、結局は当人達と環境次第だな、と当たり前の事を思う。2018/11/03

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