クイズ思考の解体

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クイズ思考の解体

  • 著者名:伊沢拓司【著者】
  • 価格 ¥4,800(本体¥4,364)
  • 朝日新聞出版(2021/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 1,290pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784023319837

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内容説明

東大卒クイズ王・伊沢拓司の待望の新刊!執筆2年のALL書き下ろし。クイズを愛しすぎた時代の寵児が「クイズ本来の姿」を長大かつ詳細に解き明かす、クイズの解体新書。「東大王」やQuizKnock創設でクイズ界を牽引する伊沢氏の思考過程が見えてくる!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

のぶのぶ

25
 東大王で興味をもった人物で、講演会で話を聞き、「勉強大全」を読み、この本へ。半年かかりましたが、クイズの歴史から、クイズの構文分析、クイズの作問まで、クイズを解体した本は、たぶんこの1冊のみ。クイズが本当に好きなんだなあと思う。また、早押しは、マジックではなく、ロジック、研究もし、傾向と対策もし、努力の賜物であることがわかる。これだけ準備してきたら、勝てないわけだ。本当にプロ!!好きでないとできないこと。どうしてもクイズ=高学歴となってしまうが、そうではないし、クイズ愛がないとここまでできないだろう。2023/02/26

koji

19
小川哲著「君のクイズ」を読んで、巻末の参考文献に本書があり興味を持って手に取りましたが、まずその分厚さに吃驚。更に読み進めるうち「博士論文と見まごうような緻密な論理展開」に二度目の吃驚。更に更に、(あっさりめが多いいつもの)読メレビューと異なって高い熱量のレビューが多いことに三度目の吃驚。伊沢さんのニコニコ顔が私の脳裏から消えてしまいました(笑)。それでも、クイズの歴史、ロジカル性、戦略性を、ここまで熱く語ってもらえると、スカスカの私のクイズ脳が少し実が詰まったように感じたのは、伊沢さんのお陰ですね。多謝2025/10/19

paluko

11
「クイズは、人を選り分ける遊びだ。『ある知識を知っている/知らない』という浅い次元で人を分断し、その場の努力だけではどしようもない勝ち負けを押し付ける。体育が嫌いな人にとっては、いきなり体育の授業が始まるような感覚、といったら理解していただけるだろうか」(396頁)まさに体育が嫌いだった自分が頷きまくってしまった一文。知識だけで語られがちなクイズの「ゲーム性」がよくわかり、QuizKnockのメンバーが知らない外国語(例:アラビア語)での出題にも答えられる理由も構文論でよくわかった、納得の一冊。2023/10/24

tuppo

5
これまではテレビの中で行われている「ハレのもの」であったクイズを日常的にいつでも行える「ケのもの」にしてしまうことがさらなる発展を呼び込むのではないか。格式は下がるかもしれない。「マジック」は使いづらくなるかもしれない。しかし文化としての寿命を延ばすためにはこれだ。/たった数文字の解釈を巡ってもさまざまな意見が噴出する。それだけ早押しクイズは複雑だ。大切なのは「ここまではルール。ここからはマナー。そしてここからは個人の好み」といったガイドラインを個々人が自分の中で意識した上でそれぞれの価値観を尊重すること2022/08/06

hideto

5
子供の頃ウルトラクイズを見て以来、クイズの世界に強い憧れを抱きました。大学生の頃、多少かじりましたが、それも遠い昔のこと。最近のクイズ界にはとんと疎かったのですが、読み始め。クイズ番組の歴史に始まり、様々なクイズの形、問題の作り方、果ては誤答のあり方に至るまで研究し、文章化しているのはさすがとしか言いようがありません。つい昔を思い出し、誰かと早押しクイズで戦ってみたくなりました。2022/03/09

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