内容説明
「今年も一歳、年を取った。自分は何歳まで生きられるのだろう」
――限りある人生をより豊かに生きるために、
ケンブリッジ大学の人気哲学者と旅立つ“知の冒険
「死にたくない」
「長生きしたい」
これは、人間だけが抱く特別な感情です。
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なぜ人類は、驚異的なスピードで発展をとげてきたのか。
文化・芸術から医学や遺伝子工学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。
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コロナ禍のもたらした「生命の危機」―
それを原動力に、我々は、驚異的なスピードでのワクチン開発・医学の進歩を実現しています。
人類の進歩の裏側には、いつも、「死にたくない」「長生きしたい」という願望がありました。
古代エジプト時代から今に至るまで、
人類は何を恐れ、何を原動力として
科学技術や都市、文明を進めてきたのか。
イギリスの人気哲学者がひもとく、
「不死」への本能的な願望と
人類の知の進化の物語。
目次
第1章 美女、来る――不死に向かって伸びる四つの道
第1部「生き残り」シナリオーStaying Alive―
第2章「万里の長城」の究極目標――文明と不老不死の霊薬
第3章 科学vs死神――ノーベル賞学者を虜にした不老不死のビタミン療法
第2部「蘇り」シナリオーResurrection―
第4章 イエス・キリストの復活と食人――蘇りの台頭
第5章 フランケンシュタイン――現代の蘇生者
第3部「霊魂」シナリオーSoul―
第6章 ベアトリーチェの微笑み――天国・楽園をめぐる問題点
第7章 「生まれ変わり」と「科学」――霊魂の消失
第4部「遺産(レガシー)」シナリオーLegacy-
第8章 不朽の名声――「心の中で生き続ける」の不死性と欺瞞
第9章 遺伝という不滅――DNA,都市、生態系、ガイア、そして宇宙へ
第10章 生命の「深淵」を覗いた男――死の必然性と知恵
感想・レビュー
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わたなべよしお
ta_chanko
はじめさん
はやたろう
エジー@中小企業診断士