内容説明
2001年に『週刊金曜日』に掲載された、東郷健のルポ「伝説のオカマ」のタイトルが差別かどうかをめぐって起こった論争。差別の判定を当事者に限ることに初めて当事者が異論を展開した。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
そーすけ
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26*「週刊金曜日」が「伝説のオカマ 愛欲と反逆に燃えたぎる」と題するルポを掲載したことに端を発する一連の問題。結局、すこたん企画と「週刊金曜日」への批判ですよね。直前の勉強会で、「オカマ」という言葉は差別的だと指摘されていたのに、それを使っちゃうんだから、そりゃ怒られますわな。当事者の自称と、メディアの使用は別次元であり、差別的な用語の使用は慎重であるべきでは。担当編集者による長文の寄稿は、単なる言い訳にしか思えなかった。誰が代表なのか、誰が当事者なのかという問題は、こんにちにも引き継がれている。2019/01/31