中公文庫<br> 科学者の創造性 雑誌『自然』より

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中公文庫
科学者の創造性 雑誌『自然』より

  • 著者名:湯川秀樹【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 中央公論新社(2021/11発売)
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  • ISBN:9784122071315

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内容説明

一冊の本との出会いによって物理学を志した学生時代の回想から、講演「素粒子論はいずこへ」「科学の進歩と国際協力」、ノーベル賞授賞式への旅を綴った「旅のノートから」まで。科学雑誌『自然』に一九四七年から七五年にかけて発表したエッセイと講演を集成。文庫オリジナル。
〈巻末対談〉水上勉×湯川秀樹「京都と日本を語る」

(目次より)

思い出すこと/学術の交流/旅のノートから/若い人々へ/仁科芳雄先生の思い出/科学の進歩と国際協力/研究者としての人間/二つの道を一つに/科学者の創造性/物理学者群像/日本の科学の一〇〇年


素粒子論の現状と将来(湯川記念館開館記念講演)/素粒子論はいずこへ/理論物理学の伝統について/将来計画の意義/物理学の老化と若返り/素粒子論の現状と将来(素粒子論三〇年)ベータ崩壊の古代史
〈巻末対談〉京都と日本を語る 水上勉×湯川秀樹

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬参仟縁

46
図書館より。新刊棚。「科学の進歩と国際協力」は、地理総合で寺田寅彦先生のものと共に、古典として生徒には紹介したい。そして、国際協力の理想と現実を考えてみたい。2022/01/28

roughfractus02

6
学生時代の回想から国際科学史会議の講演までの18の文章を収めた本書は、『旅人』にあるような自伝的エッセイの中に、物理学に関する専門的な講話等が混淆している。特に最後の「ベータ崩壊の古代史」では、原子核から飛び出した電子が中性子に変化するベータ崩壊の仕組みが、当時の物理学の前提では理解困難であり、その困難を克服するために、粒子という十世の大前提を転換し、核力の関係として捉え直して中間子を予想する、という試行錯誤が具体的に綴られる。一方で、この手順は逐次的でなく、いっぺんに同時的に現れるという点が興味深い。2022/03/25

Go Extreme

1
思い出すこと 学術の交流 旅のノートから 若い人々へ 仁科芳雄先生の思い出 科学の進歩と国際協力 研究者としての人間 二つの道を一つに 科学者の創造性 物理学者群像 変革期に生きる 日本の科学の一〇〇年 一物理学者の視点から 素粒子論の現状と将来 湯川記念館開館記念講演 素粒子論はいずこへ 会議が終って 理論物理学の伝統について 将来計画の意義 物理学の老化と若返り 素粒子論の現状と将来 素粒子論三〇年 ベータ崩壊の古代史 京都と日本を語るー水上勉×湯川秀樹)2021/11/21

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