内容説明
義経の弓矢、信長の髑髏水晶、淀殿の涙、独眼竜の虎目石、天草四郎の観音。義賊天下小僧と美しき仇敵が五つの宝をめぐって対決!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
61
義賊を主人公にした時代小説なので、読んでみる。怪盗ルパンをリスペクトして書かれた作品だそうだ。壱之助が変装をして情報を仕入れたりライバルを出し抜くのは、確かにルパンっぽい。狙うお宝も天下を泰平にする五つの宝で、スケールがでかい。壱之助に恨みを持つ、美貌の女賊・お蘭との駆け引きがメインに展開。かなり楽しく読んだが、全体の印象としては、登場人物のお披露目編といった感じ。「五宝争奪」に関しては決着がつくが、壱之助チームの面々はもっと活躍してほしかったし、尾を引きそうな因縁あり。できればシリーズ化してほしいなあ。2021/12/21
外道皇帝
1
もっとミッション・インポッシブルみたいな奇想で宝を盗むのを期待してたのだが、盗み自体はありきたりで少し期待はずれ。2022/03/27