文芸社文庫NEO<br> 笹井小夏は振り向かない

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文芸社文庫NEO
笹井小夏は振り向かない

  • 著者名:青田風
  • 価格 ¥550(本体¥500)
  • 文芸社(2021/11発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784286231730

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内容説明

夢もない、やる気もない、進級すらアヤシイ高二の来夢。楽しいのは仲間と音楽をやっている時だけ。そんな彼に母親が連れてきた家庭教師は大学生の笹井小夏。奇抜なファッションに、突飛な言動、不思議ちゃんな小夏に振り回され反発する来夢だが、次第にその魅力に引き込まれていく。来夢と小夏、仲間達がそれぞれ一歩ずつ成長していく青春群像劇。第4回文芸社文庫NEO小説大賞受賞作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しぇん

15
色々イベント満載なんですが、基本何か地味な日常の青春物語。生きていく事は、その人にとっては重要なイベントがちょくちょく起きてるものなんだなと思わされました。割と突飛な人間が多いですが、常識の範囲内ですし、物語としてはちょっと退屈だったかなと2022/05/08

めぐ

6
5歳年上の家庭教師にハマってしまう男子高校生の青春モノだが、未成年の成長譚である事を差し引いても主人公が子供っぽすぎて呆れてしまい今ひとつ応援モードになれない。山と言う程の山もなく盛り上がりに欠ける。文芸社文庫NEO大賞受賞作という事で読んでみたものの正直何故これなのか良く分からない。来夢視点の部分は現役学生のモノローグ的リアルさがあるのと、ファッションの描写が凝っているところ等は面白い。読んでいる途中で思わず個性的な柄のハンドメイドワンピをフリマで買ってしまった2022/07/14

4
どことなく00年代的な雰囲気である。内容としては青春であり、まあ出会いときっかけの話であろうか。全体的にどこかクドさがある。そのクドさはたしかに青春期の物事を複雑にしてしまうソレの範疇である一方で起伏は薄い。そこらへんは20年代的であろうか。あと元彼女とかバンドとか、本筋(主人公とヒロインの関係性)と違った空気の物語が並行しているのはちょっと読んでいて困惑したのも事実。枝葉にしては太いですし。まあそこらへんのカオスもまた青春、という感じでどうでしょうか。2023/08/07

ゆぽんぬ

4
奇抜なファッションに、突飛な言動、不思議ちゃんな家庭教師、小夏ちゃんが可愛い。サラリと読めた。2021/11/21

びぜんや

3
プチ反抗期の少年が、ちょっと不思議な年上の女性と知り合い徐々に世界を広げていく物語。要約するとこんな感じになりますかね。ひたすら日常描写でさくさく進む、日常系四コマのような読みやすさがありますがその分ストーリーはぺったんこ。平凡なテーマを平坦に描いているので全然印象に残りません。評価はちょっと厳しくなっちゃいますね。★☆☆☆☆2022/02/07

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