内容説明
「発達障害がある子と家族×幸せ」
鍵はコミュニケーションにあり!
でも、ノウハウだけ覚えても発達障害のある子とのコミュニケーションはうまくいきません。
子どもの人としての望みを知り、それをかなえようとする。
それが大事です。
子どもを理解し尊重するところから出発することで、子どもとのコミュニケーションは大きく変わります。
コミュニケーションが変わることで、「発達障害がある子」と「子どもと生きる家族」は、自分たちらしい幸せを育てていけるようになります。
本書は、22年間、「発達障害のある子」と「子どもと生きる家族」を支援してきた著者が、専門家としての自らの経験と学びから得た「発達障害がある子と家族が幸せになるコミュニケーションの知恵」をギュギュギュっとしぼりだした本です。 「専門家が書いた応用の効く実践書 」として関係者にもおすすめです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鳩羽
5
表紙が優しげな本だったが、最初の発達障害のある子の特徴が具体的で、まず分類から始まるのではなく、分かりやすかった。生活障害があるから、障害という線引きをしていくことを考えるのも、判断の参考になると思う。発達障害だから特別ということはなく、他の人間が求めるのと同じような幸福、自己実現を求めていて、それが達成しにくいのが発達障害の特性だから、それを援助していくことが大事。好きた遊びを見つけて、それを共に楽しみ、発展させることでコミュニケーション、そして自分の働きかけで環境に影響を与える経験をさせること。2021/10/14
ひめぴょん
2
発達障害の子にありがちな問題について書かれている部分に末っ子ちゃんに当てはまることがたくさん。コミュニケーションの問題では③積極奇異型がまさにという感じ。複数の感覚を同時処理すること(縄跳び、電話応対しながらメモを取るなど)が苦手。筋緊張が低くゴロゴロしたり、姿勢が悪い。粗雑で不器用。生活障害がある。幸せを感じてほしいと願って作られた本だけにアプローチ方法も参考になりました。自分の物差しで考えるのでなく、理解することがまず大切だと思いました。子どもを一人の人格として尊重する。 子どもの願いが叶うよう助けて2019/12/22