内容説明
医学者としての冷徹な目と吃音体験者としての熱い思いが絡み合った「吃音ドクター」による吃音支援の入門書!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
或るエクレア
7
吃音を治すには技術的な療法よりも本人が臆せずに話し、相手に最後まで聞いてもらえる環境づくりが何よりも大切であることがわかった。話せないことそれ自体よりも、それにより自分を責めたりからかわれたりするような、副次的に起こる障害のほうが本人にとって辛い。なるほどわかりますとも。2018/04/05
ひろか
4
著者自身が吃音のあるDr。タイトルに偽りなしであるが、何よりも言語聴覚士との共著であるところが、好感が持てる。今後の活躍にも期待したい。2012/11/14
寅三奈
3
「セラピスト1人が満足する言語療法よりは、本人、親が満足する支援を考えることが重要」という意見に賛同する。私も、相手の内なる思いに①共感し、②温かさをもちながら③誠実に接していきたい。そして、本人の健康感を養う支援をしたいと思う。2018/07/09
チシャ猫
3
「公然とどもり、自分が吃音者だということを隠さないようにする」 「回避、助走、言い換え、随伴症状の習慣を止めるよう最善を尽くす」。 ……俺が吃音者であることを知っている人はいない。この本の話をするまで、両親でさえ知らなかったから。これは回避、言い換え、助走を日常的に使用してきた結果である。実際に職場でも「ありがとう」「おはようございます」が言えなかったり、同僚の名前の第一声が出てこなくて苦労する場面が少なからずある。そんな自分を自己肯定するのに大いに役立った本。願わくば、周囲に理解者が増えますように。2015/04/11
みそ
1
どもってもいいという態度で接することが、心理的な負担を減らし吃音が減ることにつながる。相手が言おうとしている言葉を先取りしない。言いたい意欲を奪わない。相手が言った言葉を繰り返しながら話を聞くことは、そこまでは伝わったという安心に繋がるし、その続きから言えばいいとわかるので、短い文で区切って伝える支えになる。こちらがまずゆっくり喋りゆったり話を聞く。話し方のアドバイスはしない。ありのままでいいというメッセージを。回避させない。自己紹介での開示は有効。2023/01/30
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