内容説明
私が愛した男(マリア)は、
けっして私を愛さない
出会った瞬間に運命を感じた男は、残酷なほどに美しかった。
この愛を貫くことは、そのまま
どんな自分として生きたいのかを問い続けること――
<新人作家 衝撃のデビュー作>
【あらすじ】
ある雪の降る日、みちるは、偶然マリアに出会った。
切れ長の茶色の瞳、筋の通った鼻、口角の上がった唇、ストレートの黒髪。
マリアに亡くなった母の面影を見たみちるの目から涙があふれると、マリアは不思議そうにしながら、ハンカチを渡してくれた――。
孤高のギタリスト、両親を知らず施設で育ったマリア。
知れば、知るほどに惹かれていくみちるだが、手を伸ばせばいつでも触れられるほど近づいても、決して愛は手に入らない。
傷を抱え、それでも潔く生きる大人達に背中を押され、
この愛を貫くために、みちるは人生をかけた大きな決断をする。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ganesha
6
女子大生と40過ぎのギタリストと大学教授、同居中のオカマとレズビアン、様々なジェンダー、愛されるためには。憧れのギタリストを眺める描写と「マリアのひねくれはたいしたものじゃないか。ひねくれることが彼の矜持さ」という神父の言葉が印象的だった。2023/08/27
さけ!
5
☆☆ んーーーーー、少女漫画みたいだった。良いとか悪いとかじゃないけど、セクシャリティの問題はもう少し突き詰めて切実に書いてもらってもいい気がします。きれいすぎたかな。子が生まれる前に、マリアの気持ちの整理がつく前に物語が終わったのは良かった。きれいすぎるからこれくらいもやもやが残ってたほうがいい2024/01/20
しろうさぎ
3
SNSで「大人気小説ついに漫画化」という広告を日々目にしていたので、手に取ってみた。 女子大学生のみちるがある日、出会った美しいギタリストの男、マリア。彼は孤児院で育ち愛を知らない。そんなマリアはみちるの大学の教授に会った瞬間に恋に落ち…。ジェンダーと女性の生き方の多様性を問う物語は、なるほど、これは少女漫画で読みたい題材!と思った。 手を伸ばせばいつでも触れられるほど近づいても、決して愛は手に入らない。そんなみちるが選んだラストは…。その正解はみちるのこれからの人生で探していくんだろうな…。2024/03/25
🌙🐟
3
みんなどっかそっかとち狂ってて好き。岸川さんがめっちゃ癖。キャラの個性の強さといい、みちるの純粋すぎるまでのマリアへの愛といい、話も面白かったんだけど惜しいのは誤字脱字の多さ、文の稚拙さ。2023/07/19
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