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内容説明
幕末の偉人の一人、山岡鉄舟。剣、禅、書を究め、日本のため、市井の人々のために、全身全霊をなげうった。本書はその鉄舟の内弟子として寝食をともにした小倉鉄樹が、鉄舟から直に聞いたこと、自分自身が同時代人として見聞きしたことを、弟子たちに書き取らせたもの。鉄舟の豪放磊落な人となりや幕末の空気が生き生きと描かれ、歴史的事件の舞台裏も次々と明かされる。中でも「江戸無血開城」のくだりは本人たちのみぞ知る会話が並び、まるで歴史小説のよう。江戸を戦火から守るための、命を懸けた西郷隆盛との交渉は息をのむ。幕末を生きた群像を活写した伝説の書を文庫化。
目次
鉄舟の生立
鉄舟の伝記
附・鉄舟居士自叙伝
父母と同胞
附・鉄舟の同胞
鉄舟の師匠
附・山岡静山先生伝
鉄舟の結婚
附・山岡英子夫人
鉄舟と禅
修禅の動機
鉄舟の得力
鉄舟と星定
鉄舟と滴水
悟後の鉄舟
宗門の大恩人
附・全生庵扁額記
全生庵本尊葵正観世音由緒
「僧侶不浄の輩入るを許さず」
鉄舟と剣
負け嫌いの鉄舟
鉄舟の修行
無刀流の由来
附・瓶割刀の由来
山岡の活人剣
附・剣術の流名を無刀流と称する訳書
無刀流剣術大意
剣法邪正弁
尊王攘夷
山岡の思想
尊皇攘夷党の由来
豪傑踊
清河八郎
青竹の囲い
附・清河八郎氏碑文
蓋世の功業
鉄舟の檜舞台
附・戊辰の変余が報国の端緒
西郷との談判
附・正宗鍛刀記
彰義隊の解散
附・覚王院ト論議ノ記
上野の戦争
附・遺稿の和歌
静岡の韜晦
鉄舟の心の用い方
下駄を拾って逃げ出した雲井竜雄
徳川家の処置と鉄舟
山岡と清水次郎長
写真版・次郎長に与えた鉄舟の書と次郎長の書
山岡と静岡茶
附・東北東海地方御巡幸記より
明治大帝と山岡
山岡の宮中出仕
誤り伝えられた大帝との角力
竹橋騒動
附・鉄舟居士遺物護皇洋刀記
東北御巡幸の御留守役
乗馬令
写真版・鉄舟火の車の絵
「退屈とは何だ!」
兎狩
勅命を帯びて西郷を迎えに行く
附・大西郷帰国の頃(松岡万氏日記備忘雑記より)
聖上高殿に山岡の死を悼ませ給う
黒田清隆の狼狽
附・明治十年頃の宮中の思い出(下田歌子女史談)
官を辞して
附・諸人物の鉄舟評
勲功調査
押売りの元勲
井上さん勲章を持って帰る
春風館道場
鉄門の人材
道場生活の思い出
誓願と立切稽古
法二条
臼井の仇討
あの輿押し戻せ!
額の青瘤
雪隠の蛆虫
水鳥室
耶蘇以上の偉い人
こけおどしはよせ!
附・門人に示す(鉄舟遺稿)
竹刀長短の是非を弁ず(鉄舟遺稿)
一刀流兵法十二箇条目録
鉄門の四天王
英雄はぼろッ買い
村上政忠
松岡万
中野信成
石坂周造
附・松岡万遺稿の和歌
鉄門の逸材
鉄門錚々の士
天田鉄眼
写真版・鉄眼和尚と其の放浪時代の写真
附・愚庵遺稿
平沼専蔵
千葉立造
附・鉄舟の色情修行(鉄舟夫人英子刀自談)
遺稿の俳句
鉄舟の書
鉄舟と岩佐一亭
写真版・鉄舟が少年時代を過した高山陣屋
鉄舟が一亭に出した書法入門書
岩佐一亭の書
山岡鉄舟の書
鉄舟と王羲之十七帖
鉄舟の揮毫数
蝸牛に富士
揮毫と謝儀
附・飜刻羲之十七帖の後に
鉄舟と貧
顔回の心境
貧乏の程度
大成後の鉄舟
俸給の行衛
紙撚りの束
附・鉄舟遺稿の書簡
写真版・鉄舟受人の借用証書
鉄舟と酒
酒仙池田徳太郎
猩々会
人間の威力
向島の花見
晩年の酒
鉄舟と逸話
叙爵 末
鉄舟と失業者
鉄舟の断片
附・鉄舟遺稿
鉄舟の臨終
病床の鉄舟
危篤の鉄舟
写真版・鉄舟居士、日課の写経
鉄舟の大往生
鉄舟の葬儀
附・鉄舟居士追悼集
山岡鉄舟先生年譜並其時代
解説 ありありと描かれた幕末維新の人間模様(岩下哲典)
感想・レビュー
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はちこう
会津の斎藤
maki_dokusyokai
くろさわ
Go Extreme
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