竹書房怪談文庫<br> 怪談奇聞 憑キ纏イ

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竹書房怪談文庫
怪談奇聞 憑キ纏イ

  • 著者名:小田イ輔【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801928862

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内容説明

日常が捻れて歪んで怪異が顔を出す実話恐怖譚!

ひとつの怪談を二人の怪談作家が綴る、初の試み!
同時発売『黒木魔奇録 魔女島』(黒木あるじ 著)にも収録

怪異を引き寄せる特異な作家・小田イ輔が綴る実話怪談集!
・母が入院した病室の天井から走り回る音が聞こえる…「足音」
・彼女と部屋にいると、突然現れた黒い煙がウロウロして…「かわいそうな煙」
・皿の上に髪の長い女の生首が乗っていて、お祖父ちゃんが何かを話している「そういう皿」など、奇妙なテイストの中にじわりと怖気がにじり寄る怪異譚の数々。
さらに、朋友である作家・黒木あるじを誘い、奇妙な体験をした男性を同時取材し執筆した「体は反応した」「人魂の子供」に加え、取材後に著者自身を見舞った恐怖体験談「悔しい初体験」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夢追人009

237
小田イ輔さんの2021年12月に刊行された最新作品集を読んで思うのは、著者が若い頃に書かれていた内容に比べると随分と荒唐無稽な要素が減って平凡なオチが多いなあと感じられまして、まあ世の中そんなにけったいな怪異ばかりがゴロゴロ転がっている筈がないなあと思えてきましたし著者もごく普通に自然体で書かれているのでしょうね。今回は同時発売の黒木あるじさんの本に同じ人から取材した2話+後日譚が載っているのが目玉ですね。書く人が変われば印象も変わるなと思いまして話は書きませんが著者は取材後に金縛りを経験されていますよ。2022/04/06

HANA

66
実話怪談集。先の黒木あるじ同様、著者名で安心して読める一冊となっている。先に読んだ黒木あるじ『魔女島』と一部コラボしている内容もあるし。しかし同一の話を別の著者が書くと、スタンスの違いのようなものが濃厚に表れるなあ。著者の場合どちらかというと平易で人柄の良さが滲み出ているような感じに思える。怪談自体も様々な手法を駆使して嫌感を出すのと、奇妙な落ち着かない話を淡々と出してくるような方法論の違いも感じられるし。とはいえどちらも実話怪談として実に読ませるので、両方読むのが正解。あと表題作の寂寥感は耐え難い。2021/12/05

かおりんご

25
ホラー。とある怪談師さんに、おすすめの作家さんを聴いたら、この方の名前が挙がった。初読み。さらさらーっと読む。あまりにもさらさらーっと頭に入ってきたので、残らなかった…。2022/09/17

澤水月

13
本当に偶々読了直後、表題作の寂寞感に落涙しそうになっていたら、リアルに痛ましすぎる自死が…。本書にもエアリスカ?怪談あるが、怪談を読書む層は死と生の狭間でもがく際のよすがに掴む人も多いと思い…これで終わるのは正直しんどかった。各話は黒木共作も含め面白い。艶かしい器物や薔薇など死の対極のエロスも堪能できるが2021/12/24

ラルル

12
相変わらず良いお話が多く楽しめました。ただラストはうーん、ただ単に若者らしい思考かなと思いました。歳取ると、死=怖いものでもないというか、安らぎとかゴール的になってくるんだよね。死がネガティブなのは若い証かと。2022/12/07

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