人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖

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人怖 人の狂気に潜む本当の恐怖

  • 著者名:村田らむ【著】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 竹書房(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 450pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801928824

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内容説明

社会の闇と呼ばれるアンダーグラウンドを25年以上も取材し続けてきた村田らむ。命の危険を感じたことなど何度もある。しかし、彼が一番恐怖を感じた瞬間は、理解不能な人間の狂気に出会ったときだった……。世の中の闇に精通する筆者が綴る、思わず背筋が凍る人怖物語。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

61
樹海探索等で知られる著者が実際に出会った、もしくは体験した人間の怖い話をまとめた一冊。もうね、冒頭のハムスターを殺すのが趣味な女の話から嫌な予感がビンビンしてたのですが、その後も清掃現場であった事とか死体を育てるのを趣味にしている男とか、もう色々な意味で打ちのめされます。実話怪談の嫌さが「陽」な嫌さとすると本書の嫌さはあくまで日常と地続きで、自分が気付かぬうちにその嫌を覗き込んでいる、もしくは巻き込まれている事もありそうで背筋が凍る。後半は知人から聞いた話が主だけど、やっぱ著者の体験が一番ヘビーだわ。2021/12/26

空猫

37
prime reading。霊や怪奇現象でなく、生きている人の狂気の怖さを集めた本。一話目の「ハムスター女」でジャブを喰らい、「寝床」で寒くなり、「蠱毒」「飼育下手」「蛇の声」といったペットがらみの話にえぐられ、、宗教等の洗脳に鳥肌を立て、リアル平山夢明の様な裏社会の様子に凹んだ。すべてが事実ではないだろうが、それを元にしているのは事実で…「げに恐ろしきは人間」の逸話を堪能できる一冊。((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル 2022/12/27

毒兎真暗ミサ【副長】

34
【KindleUnlimited】真夏の怪談より生きてる人間の方が何倍も恐怖、というお話はよく聞きますがそんじょそこらの都市伝説より面白かった。「ほんとかな??」と読者が引くほどの実話ばかりである意味ゾゾゾと悪寒が……。村田さんの短編の他、巻末には丸山ゴンザレスさんや大島てるさんの参加もあって人怖(ひとこわ)話に花が咲くよう。特に印象に残ったのは「ハムスターを〇す女」←〇に浮かぶお言葉をお入れください。「Kさんの趣味」「小さいおっさん」などなど。今年も樹海は蒸し暑そうですね……僕は絶対行きたくありません。2022/08/03

うまる

30
ヒューマンホラーの実話集。短い話で薄ら寒くイヤな気持ちにさせてくれて、とても面白かったです。霊的なものより、こういう方が、いつ自分が物語の登場人物になってもおかしくないという怖さがありますよね。知らない間に間接的にカニバってるかもしれないのが一番身近な話かな。あれ知らなくて寿司のあのネタ好きな人は、読んだら立ち直れないかも。著者の実体験もなかなかですが、ゲストたちの話がまた凄くて、紙本で買ってしまったけど、保存版にするのに電子書籍で買えばよかったなと思いました。一番残ったフレーズは「死体を育てる」です。2023/04/20

ミエル

30
人怖は怪談ではない、怪談業界の重鎮が言っていたけどまさにそう。わさびとパクチーくらい違うものだと思ってる。どちらも刺激的で中毒性があるけれど味わいが違う。個人的にはどちらも好きだけど、心霊に対しては懐疑派なので人怖の方が好みなのかもしれないなと思う。たとえ話が盛りに盛られていたとしても、人怖の信憑性に夢を見たい。らむファンとしては既知の話ばかりだったので、フワッとした感想を書いてみた。個人的な推し話はハムスターの話、生理的嫌悪感と残酷性では横綱級で嫌すぎる。好きなのは閉鎖病棟から出られなくなった話だけど。2022/11/22

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