講談社青い鳥文庫<br> 坊っちゃん (新装版)

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講談社青い鳥文庫
坊っちゃん (新装版)

  • ISBN:9784061487895

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内容説明

夏目漱石の名作が、新装版で登場! 痛快で爽快なユーモア小説!!

純情な江戸っ子の坊っちゃんが東京から中学の先生として、はるばる四国へ。坊っちゃんの新人教師生活は? 夏目漱石のユーモア小説の傑作! 現代仮名づかいに改め、表現に説明を加えたり、文章を省略したりするなどして、小・中学生に読みやすいよう変更を加えています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みーちゃん

50
最初の方に、坊っちゃんが親譲りの無鉄砲だと紹介していたけど、本当に無鉄砲な感じが分かる話でした。坊っちゃんが暮らしていく中の事件も、面白かったです。他の夏目漱石の作品を、もっと読みたいなと、思いました。2020/07/03

たくのみ

16
「べらぼうめ、なめし(菜飯)は田楽の時のほかに食うもんじゃない」無鉄砲で短気で正直な青年教師の、はちゃめちゃ奮戦記。ドラマの予習に現代語訳で再読しました。県庁を「前世紀の遺物」、地元の人に「田舎者」、江戸っ子の坊っちゃんの上から目線の言い方と暴言の数々は、今の基準からすると完全NGワード。帝大でアカデミックな講義していた漱石のストレス発散小説。随所に出てくるダジャレや落語の様なやり取りと、過保護な清の手紙が楽しい。漱石のユーモアの精神、今も息づいていました。2016/01/03

まねきねこ

13
わたしの中で歴史上の人物の1人でしかなかった夏目漱石。その名前は文字でしかなかったけど、この作品を読むと1人の人間だと感じた。無茶苦茶で爽快感もあった。これほど年月を経ても、親近感というものを感じ流ことができるのだから本は素晴らしいと思う。2016/01/26

Aaa

6
夏目漱石で有名な坊っちゃん。この本は、何度か読みました。 坊っちゃんが教師として、暮らしていく中で起こった、バッタ事件やとっかん事件など、何度読んでもフフって笑ってしまうような面白いです。 最初の文の「親ゆずりのむてっぽうで、子供のときから、そんばかりしている。」の文の通り、坊っちゃんはとてもむてっぽうで、この本を読んでいるうちに、「ドラえもんの主人公、のび太君とおっちょこちょいなところなどが、似ているな。」なんて感じてしました。💭 難しい言葉には、()で意味が書いて、文章の内容が分かりやすい本です!2020/06/02

Evod

5
文学はとっつきにくいものだと考え、現代と異なる明治の言葉に戸惑いを覚える人に、まずこの青い鳥文庫の坊っちゃんを手に取ってほしいです。どちらが正しいか分からない人間関係と、遠くはなれて住む清へのつのる思い、にもかかわらず手紙を書くのをおっくうがる人間のおかしな心などなど、何年経っても変わらない人だから100年前に書かれた小説でも腹を抱えて楽しめます。2009/09/24

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