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内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
名作に登場する空にまつわる美しい日本語に北斎の絵や写真などが添えられた、
子どものことばの力を育てる新シリーズ!
監修は国語辞典のレジェンド、辞書編集一筋の神永曉氏。
清少納言の『枕草子』にも登場する「あけぼの」とは
どんな空の様子を表す言葉でしょうか。
「あけぼの」とは夜が明けようとするころのことを表しますが
ほかにも「あかつき」や「東雲」などという言い方もあります。
日がのぼる一瞬を表現するだけでも数えきれないほどの豊かな日本語の世界。
言葉を獲得することは表現する力を大きく育むことにつながります。
シリーズ第一作は、自然を見つめる心も養うことを願って「そら」に
まつわる「月」「雨」「雲」などの言葉を集めました。
そしてその言葉のイメージをさらに広げるビジュアル、
「雷鳴」には俵屋宗達の「風神雷神図屏風」を添えるなど
美しい絵画や写真とともに、わかりやすく紹介しております。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
94
にほんのことばずかん第一冊目。「そら」に関する日本語の豊かさと、写真や日本絵画と和歌のコラボがいい感じです。シリーズの中で一番気に入りました。そら色をバックに宗達の風神がカッコイイ!夜明けを表すことばだけでも、あけぼの・あかつき・朝ぼらけ・東雲と音の響きも美しい。雨の名前を表す日本語は400以上あるらしいし、雨冠の漢字も350以上。「雨足」のページで、世界で初めて雨足を細い線で表現した歌川広重「名所江戸百景大はしあたけの夕立」に、川端康成「伊豆の踊り子」の天城峠の一節を載せていて、取り合わせもいいですね。2022/04/23
とよぽん
60
『いろ』を読んで、とても素晴らしい本だったので『そら』も。「風神雷神図」の表紙が鮮やか。雲、月、風、雨、霜、雪、雷、夕日、あけぼのなど空に関する様々な自然の姿を、美しい写真と詩歌、版画などで紹介している。いわし雲の写真が圧巻だった。「ことばずかん」であるが、ビジュアルの質が高くて何度も眺めたくなる。2022/03/24
momogaga
40
春夏秋冬を愛でる図鑑。コレはと思ったのは、江戸時代の絵画で「空」に関わる言葉を表現しているところ。機会を見つけて、絵画でも季節を愛でよう。2025/06/28
たまきら
40
いろ、かずときてそらの回です。こちらでは日本の四季を堪能できるつくりになっていて、うっとり。写真も素敵ですが、やっぱり絵画が素敵。印刷もいいしサイズも大きいので長々と眺めて楽しみました。こういう遊び心のあるシリーズ、もっともっと眺めていたいなあ。2022/08/05
ちえ
39
「かず」「いろ」に続き「そら」。鮮やかな「風神雷神図」の表紙が良い。朝夕を表す言葉ってこんなにあるのね。雨、雷、月、雲、風、雪…空の表情の豊かなこと。写真、絵画、浮世絵、文学や俳句、和歌等、言葉から繋がって広がって行くのがまた嬉しい。百人一首、万葉集、古典で習った時は苦手だったけれど素直に入ってくる。これは夕焼けかしら?いわし雲の写真に目を奪われる。添えられた俳句は「鰯雲 この一族の 大移動」(茨木和生『木の国』より) 「望月」に添えられている葛飾北斎『月みる虎図』の虎の表情は漫画チックでかわいい。2023/05/04