内容説明
「おざなり」「なおざり」はどう違う? 「よろしかったでしょうか」は間違い? ふとした瞬間、「あれ、この日本語の使い方で合ってる?」と頭によぎり、うまく言葉が出てこなかった経験があなたにもあるのではないでしょうか。本書は、『三省堂国語辞典』の編集委員が、そんな日常でよく使われる日本語の疑問に答えた1冊です。「『普通においしい』って、どんな意味?」「『こんにちわ』か? 『こんにちは』か?」など、長年の疑問が解消されること請け合いです。「国語辞典を作っている私は、ネット上などでいろいろな質問を受けます。『こういう言い方はOKなのでしょうか』と深く悩んでいる人もいれば、『こういう言い方は許せませんよね?』と息巻く『警察側』らしき人もいます。本書はとてもささやかな本ですが、読み終わる頃には、ピリピリした気持ちがなくなって、『日本語って、そんなに怖くないんだな』と、楽になるかもしれません」(本書「はじめに」より抜粋)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
65
辞書の作り手である飯間浩明さんが「正しい日本語」を決めるのは官公庁や学者ではなく、言葉の使い手であるあなた自身だと言い切っている。いろいろな言い方、表現を耳にすると、飯間さんは「新しい言い方」を喜ぶそうである。この本では、特に後半の部分が面白く、私も気になっていた言葉がいくつも出てきた。2022/04/07
キク
42
辞書編纂者の飯間は、たぶん意図的にメディアに出てきて「ことばに唯一の正解があるわけではない。正しい日本語って何なのかの基準は、編纂者である自分にもわからない」ということを繰り返し語っている。SNSでのいわゆる言葉警察的なツイートに「いや、その言い方が間違った日本語とは言い切れないですよ」的に絡んでいってるのもよく見かける。そんな姿勢がすごく好きだ。こういう人が日本語を見守ってくれていると思うと、すごく安心する。正直僕は、日本語版をどう守るかには全然興味がない。ツールとしてどう日本語が使えるかに興味がある。2025/12/25
いちろく
37
帯の「ご苦労さま」「お疲れさま」どっち使う?に惹かれて手にとった一冊。辞書編纂者である著者が描くエッセイは、 日常で見かけたり、よく使われる日本語に対して、正誤を表記するよりも使い方や理由を提示してくれる内容でした。知らなかった事柄については、喉に刺さった骨が取れたような感覚で心地よかった。余談ですが、私は本を紹介して貰った敬意で「~していただく」という表現をよく使うのですが、この記載もありました。引き続き使用します。2022/01/13
えっくん
32
★★★★☆SNS等で日本語の誤用を指摘する日本語警察が蔓延る昨今ですが、国語辞典を編纂してきた著者が個々の事例を解説。目上への「ご自愛、ご苦労様、なるほど」も根拠がなく誤用と扱われてしまった可能性があることや、その他、よく似た言葉の使い分けや重言と指摘されている表現の著者の見解は興味深いものでした。言葉は多数決で決まり、本来の意味が変わってしまうのも仕方がないとしつつ、正しい日本語の基準はないという見解にも安心感があります。ただ誤用ではないとしても相手に誤解を与えるなら使わない方が無難という気がしました。2022/02/03
マカロニ マカロン
20
個人の感想です:B。新語の採用に積極的な『三国』の編集に携わっているだけに、「全然面白い」、「違和感を感じる」「大丈夫です」などの使い方に肯定的。「爆笑」を『三国』では「もともと笑う人数は何人でもよかった」としているが、同じ三省堂の『新明解』では「一斉に」だし、『広辞苑』では「大勢が」になっている。飯間さんの「正しい日本語」を決めるのは「結局、あなた自身です(中略)ただし、他人には自分の好みを強要しないのがいいでしょう。自分自身にとっての「正しい」を決めて、相手に届く表現を目指そう」という考えに賛成!2022/05/09
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