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内容説明
「高額所得者公示制度」が発表された1948年から、現在に至るまで、その時代時代に、どのような億万長者がいたのかを俯瞰する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
リョウ
7
戦後の長者番付から日本の経済の移り変わりを見るという本。戦後の混乱期から、鉱山のオーナーが一時の栄華を極め、大企業の創業者がしばらくメインになる。その後は土地持ちが大部分を占め、バブルの終わりとともに再び企業家が隆盛する。中身は薄いので流し読みでよい。2015/06/02
らっそ
6
以前伺ったことのある田村酒造さんが1980年の納税番付トップで掲載されていた。福生のご自宅から立川まで自分の敷地だけで歩いて行けるくらいの大地主だったとは・・・。それだけの土地を売っても払いきれない相続税ってこわい。2017/02/22
sober
1
長者番付の変遷を、当時の世相や財界人の人となりと共に追っていく。データブック的な愉しみ方もできます。個人的には戦後間もない頃の新興成金の項が面白かった。生き馬の目を抜くような世界ですが、ルール違反はいけません。こぞって勾引されてて笑ってしまった。番付はそういった人を牽制する意味合いがあったと触れています。堤帝国やサラ金長者の栄枯盛衰も、日本の国際的なプレゼンスが衰微する最近の情勢と重ねてみると、なんとも言えない感慨があります。経済に疎い私は、ソフトバンクがアリババの大株主であることを本書で知りました。2018/10/14
ミガーいち
1
お金持ちの職種の移り変わりが世相を表していて面白かった。星12015/09/10
まめタンク
1
2015年51冊目、63点。長者番付から戦後の経済史を語ろうという本です。さらさらっと読むにはいい。ただ、中身は薄いです。2015/05/19