内容説明
Twitter/TikTokで14万人が心を震わせた
「140字の物語」著者が初の完全書き下ろしで
描く「究極の遠距離恋愛」!
ありふれた遠距離恋愛のはずだった。
――君の秘密が明かされるまでは……。
1通のメッセージからはじまる恋は、
孤独な少女の運命を大きく動かす。
切なさは、やがて勇気に変わる
140字で紡がれる“新感覚”連作長編小説！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
茜
99
神田澪さんを知ったのは私がツイッターを始めて間もなくだったと思う。ツイッターの140字という制限の中で物語を作れてしまうなんて素晴らしいなぁと思ってフォローしたのがきっかけでした。そして、つい最近本が出ている事に気付き手に取ってみました。いやぁ、素敵な物語でした。知らないうちに涙が出てしまっていた。ページの色の仕掛けも素敵でした。140字の制限の中でこれだけ上手く気持ちを表せられるっていいですね^^2022/01/20
kou
28
文章は短いのに、登場人物達の心情が、身体に流れ込んでくるような気がした。１００年もしたら、こんな世界になっているのかなぁ。2022/02/13
遙
19
胸が締め付けられるような、途方もない［遠距離恋愛］。時差２日のメールのやり取りに、いつしか告げられる彼の秘密。空白の多いページに綴られる一語一句が響いて、お互いの過ごす環境があまりに落差があって。それがページごとに上手に表現されている。小説にしては少ない文字数なのに、溢れるような2人の思いが、静かに伝わってきた。 ［六十点のハッピーエンドより百点のバッドエンド］ ・・・こんなセンスの塊みたいなキャッチフレーズある？ 六十点でもいい。どうかこの2人にハッピーエンドを。 読者に委ねるラストに胸打たれました。 2023/04/24
美葉
17
Twitterで公開される140字の物語を、前からよく読んでいる。つい最近本も出していることを知り、図書館で借りた。/とっても読みやすくて、今の中高生に好かれそう。夢があっていいな。 主人公の優しさと強さに惹かれた。私だったら、すぐに諦めてしまいそうだ。2022/05/19
コンチャン
16
１ページあたり１４０文字で綴られたファンタジー感あふれる恋愛小説でした。特殊な設定なので、普通の小説とはちょっと感覚が違いますね。2022/02/15
