ULTRAS ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー

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ULTRAS ウルトラス 世界最凶のゴール裏ジャーニー

  • 著者名:ジェームス・モンタギュー/田邊雅之
  • 価格 ¥2,475(本体¥2,250)
  • カンゼン(2021/11発売)
  • 師走の読書に!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~12/10)
  • ポイント 660pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784862556110

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内容説明

劇的なドラマ、スター選手、華麗なテクニック、そして戦術。
ゴール裏のスタンドには、これらの一般的な目的とは全く異なる理由で、 サッカーの試合に熱狂する人々が膨大に存在する。
それが今日のサブカルチャーを作り上げた「ウルトラス」だ。
彼らは世界中のスタジアムを発煙筒の煙と怒号で満たしてきたが、我々はこの異質なファンのことを何も知らないに等しい――。


【構成】
序文 クロアチア

第一部 ロス・プリメル・インチャ(一人目のサポーター)

第一章 ウルグアイ 熱に浮かされた、患者ゼロ号の原風景
第二章 アルゼンチン ボカ、大統領、マラドーナを操る男
第三章 ブラジル スタジアムにサンバが流れ始めた瞬間

第二部 名もなく、顔もなく

第四章 イタリア カルチョに君臨し続ける闇の皇帝
第五章 セルビア スタジアムから戦場に直行した若者たち
第六章 ギリシャ&マケドニア PAOKの英雄が目指す真のゴールとは
第七章 アルバニア&コソヴォ ドローン事件の首謀者と過ごした日々

第三部 モダンサッカーに抗う

第八章 ウクライナ 民主革命を支えた極右勢力のこれから
第九章 ドイツ イデオロギー闘争としてのブンデスリーガ
第十章 スウェーデン サッカー版「ファイトクラブ」へようこそ

第四部 新たな世界

第一一章 トルコ サッカーを弾圧し、そして利用せよ
第一二章 エジプト&北アフリカ 我が友、アマルが遺した歌と希望
第一三章 インドネシア 絶対に転ぶな。転んだら死ぬぞ
第一四章 米国 新大陸で開花した、ウルトラスの未来

終章 エクストラタイム 分かれた明暗とサッカーの新たな敵

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

imagine

7
異国へ赴き、友に出逢い、異文化に触れる。そのスリルに満ちた作品。サブタイトルからは露悪的な内容を想像したが、人類学、社会学周辺のフィールドワークによる学術的なレポートだ。サポーター側から高解像度で捉えた世界のサッカー。そこには各国の民族的、政治的背景が、様々な形でひっついている。「中立であろうとすることも、ひとつの政治的なスタンス」だという著者の姿勢は、それだけ逼迫した情勢を知るからこそなのだろう。Number編集部にも在籍したという訳者の翻訳が素晴らしく、休まずに読み通せた。2023/02/10

まゆこ

4
★★★☆☆2022/06/30

権力の美学

2
サッカーやウルトラスのこともしかりだけど、いまのウクライナのことも含めて世界各地の民族紛争の背景がよくわかる。2022/03/27

Kyo

1
世界各国のサッカークラブにおけるウルトラスについての著書。個人的には全身刺青を入れ試合中は発煙筒を使う熱狂的なサポーターという認識でしかなかったがそれは大きな間違いだった。政治家と繋がる者やクラブ運営にまで影響を与える者、貧しい人々のため社会奉仕を行う者、さながらファイトクラブのように時間と場所を指定し決闘を行うなど活動内容は多岐にわたり、それぞれの国の文化や歴史、政治などによりウルトラスの姿は千差万別だった。だが今後このようなウルトラスが縮小する事でサッカーにどんな影響を与えるのか多面的に見ていきたい。2022/10/28

K

1
日本のサッカーファン…サポーター?もアツいけど海外は半端ない!ファイトクラブ的な決闘してるってもはやサッカー関係なくない(笑)適度なベイスターズファンな俺は平和だ・・・と思いたい。2022/06/26

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