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内容説明
ひとり出版社・夏葉社を吉祥寺で営み、
著作にもファンの多い島田潤一郎が、
6年前に父となった時から一変した日々の暮らしと
子どもたちへの深い思いを綴るエッセイ。
子育てがしんどいのはぼくたちだけじゃないはずだ――
不安、挫折、祈り、希望――子どもたちとのかけがえのない日々を忘れないために。
奮闘する親たちの切実な共感を呼ぶ話題書。
「日曜日の昼に、生後七日目の赤ん坊がぼくの家にやってきた。
それから、人生がガラリと変わった」
「泣かないで。ちゃんとまわりを見て。こんにちはと言って。
ありがとうと言って。ぼくたちの心の中には願いしかない。」
──本書「息子とサツマイモ」より
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
84
ひとり出版社、夏葉社の島田潤一郎氏の子育て日誌。子どもを育てた人もこれから育てる人にもおすすめの本です。不思議な生き物のような赤ちゃんは、あれよあれよという間にハイハイして、いつの間にか歩き出し、そしてあーあー言ってたのが喃語を話し出す。2人目が生まれてから数か月の記憶がないというのはよくわかる。子ども1人と2人では子育ては雲泥の差なんです。そんな慌ただしかった日々もいつしか過ぎ去り、数年前の子どもの写真を見返しては、もうあの頃の子どもに会えないのだと胸を掻きむしられるのです。2021/01/01
ただいま蔵書整理中の18歳女子大生そっくりおじさん・寺
69
ひとり出版社、夏葉社の島田潤一郎さんの子育て本。独身の私としては、書いたのが島田さんじゃなければ手に取らなかっただろう。私は夏葉社の出す本が好きだが、島田さんが書く本はもっと好きだ。『本屋さんしか行きたいとこがない』なんて、今年のNo.1だと思う。しかしこちらも負けてはいない。夫婦が40歳の時の出産だったそうで、いろいろと心細い気持ちも正直に書かれている。子供が出来て青春が終わった感じもよくわかる。子供のいない私は、今でも子供みたいである。島田さんが二人の子供に抱いている願いは本当に小さくて優しい。良書。2020/11/24
ツキノ
25
2020年11月発行。夏葉社代表による育児エッセイ。男性が書いたものは注目しているのだが、これはとても「素敵」だった。大変さも伝わってくるのだが、なんだろうな、書き方がいいのかな。息子、そして娘に対する願い、祈りのようなものが灯っているような。親友、いとこの死、高知にいる叔父と子どもたちのふれあい、そして本の効用などもとても印象的。2021/03/10
Natsuko
20
島田さんの本は4冊目。常に飾らず、誠実な印象を抱く文章が読んでいて心地いい。父になってからの嬉しくも慌ただしい日々を応援したい。身近で大事な人の死が重なったことでより強固な軸を持つ仕事哲学にも共感。お父ちゃんのこんな想いを、息子そうちゃんと、娘つむちゃんにぜひ読んでもらい、親子それぞれの想いに浸ってほしい😌2025/01/07
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
20
子どもが欲しいと思える人は、子どもでいること、親でいることにポジティブな何かをインプットされている幸福な人なのでしょう。しかしその幸福も”自分探し”などという幻想のためにベストの機会を逸してしまい高齢出産のデメリットなど抱え込まなくてはならなくなるようです。ひとりで創業した夏葉社オーナーの島田潤一郎さんの育児記録。体験しないと書けないことばかり。渦中にいると全てを呪いたくなる苦労だけど過ぎてしまえば甘い思い出になるのに例外はないようで。→2022/03/11
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