- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
■バブル崩壊後、30年ぶりの高値圏まで戻してきた日経平均。積み立て資産形成の増加など証券投資が資産運用の手段として注目され、東証再編や、コーポレートガバナンス・コードへの対応、ESG投資の活況などマーケットを賑わす話題も豊富だ。ただ、株式市場や株式投資についてまかり通っている通説をそのまま信じてよいわけではない。
■本書では、企業統治改革であれ、グリーン化であれ、世の中で「いいことだ」といわれていることの多くには、さまざまな落とし穴が潜んでいることを示す。そもそも専門家でも、株式投資について大きな誤解をしているのではないかと思われる場合がある。アクティブ運用には限界があることや、外国株運用のリスク、積み立て投資にひそむ家計のポートフォリオをいびつにする危険性を指摘する。
■これから日本人が証券投資を続けることにどんな価値があるのか、いま話題の東証再編やESG投資、社外取締役の選任などにも、どのような問題があるのか――日本経済新聞の記者として40年、株式市場を取材してきた著者が解き明かす。
目次
第1章 それでも株式投資は面白い
第2章 「外国株はいい」の誤解
第3章 プライム市場で企業は変わるか
第4章 奏功するか企業統治改革
第5章 ESG投資の落とし穴
第6章 選別投資に意味はあるのか
第7章 家計の運用にジタバタは禁物
第8章 投資優遇税制の役割
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんがく
7
株式投資に関する通説を実際のデータや著者の経験から否定していく。全体的に慎重な印象を受けた。2022/02/04
オタク
2
タイトルが間違っている本だと感じた。「新常識」と銘打っているが、断じて「新常識」ではなくあくまで筆者の論説である。論旨は「株式投資はリスクがあるため、預金中心の生活が良い」というもの。高齢者による高齢者のための今までを正当化する本である。色々とグラフやデータを多用しているが、根拠に薄く所詮は文屋といった印象。読む価値はあまりない。2022/01/29
山河
1
毎年前田さんの本は読ませています。日本の金融リテラシーを上げる意味では良い本だと思います。もう少し総理大臣以下政治家は勉強して経済の復活を望みます。いまや政治は3流、経済も3流になってます。 2022/01/16
鷹司薫
0
思っていたのと違ったあ2022/05/26