内容説明
1985年3月、イラク軍はテヘラン空爆を開始。在留邦人を救い出したのは、日本ではなくトルコの救援機だった。国家が真に守るべきものとは何か。日本の「自衛」問題の本質に迫る緊迫のノンフィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ナギ
26
‘’行列‘’で有名な北村晴男弁護士の推薦書という事で読む事にした。涙が止まらなかった。日本という国がいざという時に何の役にも立たない。憲法9条の呪縛から逃れられないからだ。世代が変わっていくが、まともな政治家や官僚が出て日本がまともな国際国家になる事を願ってやまない。いつか来るだろうか?そんな日が……国民の意識が変わらないと無理だろう。平和ボケしてる場合ではないと思った。2022/03/04
鉄人28号
12
☆☆☆☆ 再読。1985年、イランイラク戦争の最中に発生したイラン在住邦人救出の迷走顛末(トルコ航空によって救出)。1990年、イラクのクウェート侵攻時における在クウェート大使館員を人質の盾としたフセイン政権からの救出劇(アントニオ猪木の尽力)。いずれの事件においても日本政府の対応が腹立たしい。とても主権国家とは思えない。主権国家としてとしての第一の使命は自国民の生命・安全を守ることではないのか。政府・官僚にはその力が全くなく、外国の力に頼らざるを得ないとは何とも情けない。外務省の対応は国賊的である。2023/02/20
スプリント
12
外務省をはじめとする役人のダメさ加減に憤りを感じる。 2022/01/03
shun
7
2022年16冊目。退院後1冊目。1890年のエルトゥールル号遭難事件のことが詳しく書かれている本なのかと思ったら違っていました。イラン・イラク戦争、湾岸戦争、イエメン内戦、リビア動乱における在留邦人の脱出に関して、日本政府は何もしなかったということが描かれています。日本という国が嫌いになりそうです。文庫版あとがきを読むと、更にそう思えてきます。在外邦人等の保護措置を実行するための3要素に関しては、言いたくはないが、頭がおかしいとしか言いようがない。もっと多くの人に読まれてほしい作品です。2022/04/03
うだうだ
7
「海外にいる日本人の命を見捨てるな」そんなシンプルな言葉と共通理解が拡がって欲しい。危険を侵して飛行機を飛ばし、イラクにいる日本人の命を助けたトルコ政府。危険だから飛行機を飛ばせなかった、イラクにいる日本人の命を見捨てた日本政府と日本航空。トルコは戦闘機までつけて、領空侵犯までして日本人を守ったのに。海外で命懸けで働いていただけで命まで自己責任はあり得ない。戦争には意志と能力が必要。日本政府にその意志はない。自衛隊機派遣→戦争は思考が硬直しすぎの見殺し容認論。しかしアフガン大使、自分だけ先に逃亡って・・。2021/12/30




