内容説明
精神病理学という難解な領域を専門家以外にもわかるよう興味深く紹介する。一般的な解説だけではなく、精神病理学への批判、精神医療に果たしうる展望等も論じる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Fugusuke
1
精神医学とはきってもきれない関係にあるらしい精神病理学を、歴史と現状の面から追ってくれた部分が非常に面白かった。 「日の下に新しきもの何一つなし」という言葉で締めくくられているこの本は、精神病という現状は「精神病」という言葉でつくり出してしまった実体であるのではないだろうか?という筆者の問いかけをよく表しているなぁ!と感心させられた。再読したい本。このほかにも松本先生の本は読んでおきたいとも思えた。2011/09/06
枕流だった人
0
増補改訂版
まめ
0
精神病理学という聞きなれない学問であったが、題名の通り「精神病理学とは何だろう」と思っている人への入門の書としてはとてもわかりやすく、読みやすい本ではないだろうか。2013/01/11
tanukiarslonga
0
心を病むということの分かりにくさがよく分かる。それでもなんとかしようと悪戦苦闘してきた先達の苦労が偲ばれる。2012/04/06
麦茶
0
(1995年増補改訂版) 主に1980年代までのヨーロッパに始まりアメリカ、日本へ広まった精神病理学観の変遷について。精神病理学自体に確固とした定義が無いため、その中では多様な言説が飛び交っている。無用な空虚を持つ学問であるがゆえに、精神病理学は多様である。2019/10/15
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