ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 通り魔

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ハヤカワ・ミステリ文庫
通り魔

  • 著者名:エドマクベイン【著】/田中小実昌【訳】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 早川書房(2021/11発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150707521

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内容説明

街は女、秋は死の季節。闇は彼の親友、獲物は女だった――通り魔は夜の闇を身にまとい、女を襲った。「クリフォードはお礼を申します、マダム」これが彼の口ぐせだった。刑事たちの追求もむなしく、ついに殺人事件は起った……大都会の犯罪を追う警察官の悲哀をみごとに浮き彫りにした作品。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

セウテス

58
87分署シリーズ第二弾。第一作目の「警官嫌い」から、主人公はキャレラ刑事と思っていましたが違いました。どうやら87分署に勤める警察官が何人か交代で、主役をはる模様です。今回キャレラは新婚旅行中であり、前作で肩を撃たれた警官クリングが中心の話です。つまりは時間軸、時系列は実際の世界と同じに一作品毎繋がっているという事なんですね。今回はクリフォードと名乗る通り魔の捜査です。囮捜査やクリングの単独の捜査もあり、緊張感溢れる文章に読み処満載でした。ミステリーとしても、最後のオチが少し読めて仕舞いますが楽しめます。2015/06/26

GaGa

47
87分署シリーズはそれぞれ主人公がありますが、一応全編通しての主人公としてスティーブ・キャレラ刑事と言うのが存在します。しかし、このシリーズ第二作は、キャレラ刑事が新婚旅行に行っており、主人公を勤めるのはバート・クリングというパトロール警官。また、これが良いのですよ。読んでみると判るけど。これがクリング警官のサクセス、幸福、悲劇、への始まりであるのです。「警官嫌い」を読まれた方は迷わず本書をお読みください。2012/07/10

nemuro

36
<マルティンベック>シリーズの『ロセアンナ』を30数年ぶりに再読。あの頃って<87分署>シリーズも読んでたなぁ、と本棚を探したら、唯一発見できたのが本書。巻末の作品リストによれば「警官嫌い」に始まり「ラスト・ダンス」まで49冊。終盤の4冊を除きタイトルに記憶があるので、45冊までを買い揃え既読は20数冊止まりといったところ。いずれにしても、4、5年前に再購入したと思われる本書を除くすべてが、未だ、長年引っ越し荷物と化している膨大な段ボール箱の山に眠っている。シマッタ!感想を語らないままうっかり255文字。2020/06/19

背番号10@せばてん。

34
1991年10月15日読了。87分署シリーズ第2弾。エド・マクべイン、2005年永眠。自分に多大なる影響を与えてくれた、巨星に心より合掌。(2019年12月6日入力)1991/10/15

tom

25
実にシンプル。面白いかと問われたら、さほどでもない。外回りの警官のちょっとした捜査と恋物語、突然の気づきで殺人犯はコイツだという展開。でも、このシンプルさが、幾分心地よいかも。サラサラと読み終える。続けて読むかどうかは、少々微妙。訳者は、田中小実昌、大昔ずいぶん名前を聞いた人だなあという奇妙な感慨。2023/07/03

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