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内容説明
2019年「国民生活基礎調査」によると、便秘を感じている人の数は431.5万人。また、大腸がんの罹患者の数も1975年と比較すると8倍以上増え、15万人を突破した。これまで5万件以上の大腸内視鏡検査をおこない、日本人の腸を見続けてきた著者は、これら疾患の原因は現代の日本人の食物繊維不足にあると警鐘を鳴らす。大腸がんの罹患者が少なかった1960年代頃まで多くの日本人は、大麦を使った麦ご飯で食物繊維を摂取していた。そのメリットは、ご飯として毎食、手軽に摂れること、さらに大麦には水溶性食物繊維が多く含まれていることだ。水溶性食物繊維は、私たちの健康に不可欠な「酪酸」を多く産生するための原料になる。近年、酪酸には、整腸作用のほか、潰瘍性大腸炎などの腸疾患の改善、自己免疫疾患の抑制、肥満細胞の抑制、血糖値のコントロールなどの効果が判明してきた。腸内環境を整えることで疾患の多くが改善する可能性がある!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐倉
4
図書館本。結局のところ健康を維持する「方法」は発酵食品や野菜を食べ、肉中心の食生活を改める…ということになる。そのメカニズムとして腸内環境への影響が取り沙汰されるようになった、ということなのだろう。腸内環境を整えお通じを良くすれば免疫力も高まる、と。とはいえ分かってはいても都会で生活する社会人には厳しい面もある。コンビニやチェーン店で地中海食は難しいし、和食も果物は割高だし…。紹介されている中だと甘酒を飲むのはまだ手軽そう。あと麦ごはんが出てる時はなるべく選ぶとかブラン系のビスケットを間食にするとかか。2022/10/31
n yamamoto
0
いろいろ読んで、なんとなく自分の中でまとまってた健康法にドンピシャだ。「寝ろ」「食物繊維を取れ」ということ。そして「食物繊維を楽にたくさん取ろうと思ったら主食でとるため、麦を混ぜる」というところも同じ。けつの穴のちいせぇ生活はだめだ。2024/05/06
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