ファン文庫Tears<br> 5分で感動 書店にまつわる泣ける話

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ファン文庫Tears
5分で感動 書店にまつわる泣ける話

  • ISBN:9784839978099

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内容説明

目当ての本があってもなくても、ただ訪れるだけで楽しい場所。
紙の書籍には、電子書籍とはまた違った魅力があり、
書店はこれまで知らなかった新しい世界との出会いの場でもあります。
本書はそんな書店にまつわる14編のアンソロジーです。

14編のうち以下の3編は、マイナビ出版主催の短編小説コンテストの受賞作です。

【最優秀賞】
『レオ・レオニとソーダ』快菜莉

【優秀賞】
『記憶の中の本』零谷雫
『僕の太陽』大田ヒロアキ


【一部あらすじ】
『幸猫書房と飛び出す絵本』矢凪
病院に来た移動式本屋『幸猫書房』。歩行訓練を終えた幸音は母と共に本屋を訪れる。

『月刊 たかしくんをつくる』鳩見すた
ある日届いたマンガ雑誌。「これから毎月一冊、あなた宛に本が届きます」と、母は告げる。

『かたつむり書店』鳴海澪
夫亡き後、夫婦で始めた書店を懸命に守ってきた晴子。支えてくれたのは常連の椿だった。

『記憶の中の本』零谷雫(※コンテスト優秀作品)
書店員の美玖に本を探して欲しいと頼む女性。彼女は、著者名も書名も分からないと言う。

『ラスト・ブック』楠谷佑
寝る前に絵本の読み聞かせをしてくれていた母が去ったのは、小学四年生の冬のことだった。

ほか9作品収録
『あなたの『好き』をおしえるもの。』桔梗楓/『風の吹き抜ける書店』杉背よい/『僕の太陽』大田ヒロアキ(※コンテスト優秀作品)/『レオ・レオニとソーダ』快菜莉(※コンテスト最優秀作品)/『ブックスココミネは健在です』神野オキナ/『の陰の』溝口智子/『行きつけの本棚』那識あきら/『かつて存在した書店という名の生き物について』水城正太郎/『書店員さんにありったけの感謝を』編乃肌

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひらけん

13
良い話ばかりでした。何回も泣きそうになってもうたやんか。中でも「風が吹き抜ける書店」の、何気ない出会いが運命を変える事もある。この言葉は印象に残っている。「月刊たかしくんをつくる」も良かった。本には色んな知識が散りばめられている。たかし君が言った、好きや面白いを知る事が出来た。この言葉はよく分かるな。本は文字ばかりだけど、色んな人の人生に触れる事が出来る。昔、会社の人が本を読んでも仕事の役には立たないと言われた時「確かに仕事には何の役にも立たないかもしれないが、人生の役には立つよ」と言った事を思い出したな2023/01/09

Ayakankoku

11
短編集。書店に足を運びたいという思いが募る作品ばかり。2022/04/10

華形 満

5
タイトル通り書店に纏わる14編のショートショート集。泣ける話というのには今一歩足りないストーリーが多かったが、交通事故が引き金となった人間模様の機微がこの少ないページ数に見事に凝縮された構成の「レオ・レオニとソーダ」は秀逸だった。この1編だけでも読む価値ありと思える。2022/02/14

こたま

2
いろいろな背景が見え隠れする作品が並ぶ。特に「月刊たかしくんをつくる」は…。発達障害というワードこそ出てこないものの、そうなのは明らか。恐らくはグレーゾーンの。でも母親と書店主の思いは、本当に「たかしくん」を作り上げた。ちょっと遠回りはしたけれど、この選書はたかしくんの成長記だ。2023/01/16

Enju35

1
4作か5作泣きました!2022/11/18

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